9日、テレビ朝日「報道ステーション」では、バレーボールVリーグ・パナソニックパンサーズ、清水邦広のインタビューを放送。右膝の大ケガを乗り越え、東京五輪出場を目指す清水に中山雅史氏が迫った。

2018年2月18日、スパイクの着地に失敗した清水は、右膝の前十字靭帯、内側側副靭帯、外側半月板、大腿骨外顆軟骨を同時に損傷した。この時、「終わったなというか、これでもう無理だろうなっていうくらい」と失意の底にあった清水は、病院の診断で「1年以上かかるけど、復帰の目処がわからない」と宣告されると、担当医に「バレーボール辞めます」と口にしたこともあったという。

それでもチームの優勝を目の当たりにすると、清水は復帰を目指すように。「もう一回弱音を吐かずに必死になって、このメンバーと一緒に戦いたいという思いが芽生えました」と話し、大掛かりな手術に臨んだ。

また、復帰を目指したもう一つの理由について語った清水は、「僕は最年少で北京オリンピックに出場させてもらったんですけど、いざ1番大事な本番を迎えた時に何もできなかった自分達がいて、それがすごく終わってみれば悔しくて」と11年前の屈辱を明かす。

その後、日本のエースに成長するも五輪出場は叶わず。「正直僕のせいです」と切り出した清水は、「僕がもっと決めていれば、もっと点数をとっていれば勝てる試合もたくさんありましたし、オリンピックに行くチャンスもあったと思います。低迷っていわれていたのも僕のせいだと思いますので、それを含めて東京オリンピックで借りを返してやるぞっていう思いの方が強い」と続けた。