誰もが憧れる上流階級を舞台に、個性豊かで魅力的なキャラクター達が織りなす独特の世界観が支持され、シリーズ累計発行部数110万部を超える極上のミステリー小説「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)が待望の実写映画化。いよいよ5月17日(金)より全国公開となる。


主人公の名門・烏丸家27代当主・烏丸花穎には、昨年5月に「シンデレラガール」で鮮烈にデビューを果たし今最も勢いがあるグループKing & Princeの永瀬廉。永瀬演じる花穎の新執事・衣更月蒼馬役には、雑誌「MEN’S NON-NO」のモデルとして活躍しながら、放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演中の若手注目俳優、清原翔。また、大学生でありながら企業家、パティスリー「アントルメ・アカメ」のオーナー、赤目刻弥を演じるのは永瀬と同じくKing & Princeの神宮寺勇太。


そんなフレッシュ感溢れるキャストたちの衣装コンセプトが発表された。永瀬演じる花穎が身にまとう上流階級ファッションは同作の大きな見どころのひとつ。ファッションは「花穎らしさ」を表現する重要なアイテムということもあり、衣裳合わせでは約15着の服が選ばれ、劇中で様々な衣裳姿を披露している。永瀬は、本日発売の男性ファッション誌「FINEBOYS」(2号連続)や「MEN’S NON-NO」にも登場、その他、「GQ JAPAN」「ELLE JAPON」「装苑」など、映画プロモーションで数々のファッション誌の取材を受けており、そのときどきの服の着こなし、さらには圧倒的な美しさで、多くの編集者をうならせ“次世代のファッションアイコン”と言わしめたのだそう。


映画撮影前の衣装合わせでは、「とにかくスタイルが良くどんな服も着こなしたので、衣装を選ぶのに困らなかった」(制作スタッフ談)とか。選ばれた花穎の普段着の衣裳は、花穎には「色彩感知能力が高い」という特殊な力があることから、ビビットな色ではなく、目に優しいアースカラー、柔らかい生地を中心に選ばれ、さらにはイギリス留学をしていたというところからイギリス系のブランドの物を着用していることも多い。映画冒頭では、子供っぽさを感じるコーディネイトから日を追うごとに成長していく様子をファッションでも表現しているので、そこにも注目だ。花穎意外にも、清原演じる衣更月は、執事の時は燕尾服かスーツ。通常ではパーティなど当主に同行する際は、地味な服装でお供をする決まりではあるが、敢えて劇中では燕尾服を着用することに。執事の仕事を離れた際は、基本的に黒系のファッションではあるが、スウェットやデニム素材で少しカジュアルな雰囲気を出している。清原は、「執事を演じるにあたり、普段姿勢が悪いのでまずはそこを直すところから始めました。執事にはいろいろなマナーやルールがある為作法にもてこずりました」と当時を振り返っているが、見事な着こなしと所作で執事という役柄に説得力を持たせている。

 

神宮寺演じる赤目刻也は、花類が親しみを持つキャラクターだったので、落ち着いた優しい色味の衣裳が選ばれた。赤目は花穎より2歳年上の設定だった為、ルックスをより大人っぽく見せるためにVネックのTシャツが選ばれたのだそう。さらに神宮寺はこの役の為に髪を切って赤に染めることによって、初対面の花穎にも友達感覚で話しかけるフレンドリーなお茶目さと、その裏にあるミステリアスな雰囲気を醸し出している。


同作の中で出てくるファッションによって、キャラクターの特徴や成長していく過程や変化が見られることも楽しみのポイントだ。本日解禁となった画像の「衣更月が花穎様に進めている緑のネクタイ」も、物語の展開の大きな鍵を握っているので、ぜひ劇場で注目してほしい。


配給:東映

ⓒ2019「うちの執事が言うことには」製作委員会