「きのう何食べた?」深夜ドラマなのに豪華キャスティングが実現したワケ

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 5月3日、西島秀俊と内野聖陽がダブル主演するドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)第5話が放送された。同ドラマで取り上げられた食材がSNSを騒がせているという。

「第5話では、内野演じるケンジが野菜や豚肉だけでなくバターなどを隠し味に使った特製『サッポロ一番みそラーメン』を作って食べるシーンがありました。すると放送後、『サッポロ一番』を食べたくなった視聴者が続出。SNSでは『スーパー行ったら、みごとに「サッポロ一番」の味噌だけ売り切れ。恐るべしドラマ効果』『マジで何軒も回ったけど売ってない』『うち、田舎なのに売り切れだった』と、ラーメンを購入できなかった視聴者の書き込みが相次ぐなど、思わぬ経済効果を生み出しています」(テレビ誌記者)

 そんな同ドラマは、放送開始以降、見逃し配信の再生回数が150万回を超え、ツイッターの世界トレンドでは1位を獲得するなど大ブームを巻き起こしている。それだけに、取り上げられる食材に関しても大きな反響を呼ぶこととなったようだ。

 また深夜ドラマでありながら、豪華キャスティングが実現したのには理由があるという。

「このドラマには、主演の西島や内野のほか山本耕史など、大河ドラマ級の豪華俳優が出演しています。5月7日発売の『週刊現代』によると、『きのう何食べた?』のような恋愛とご飯モノの組み合わせ作品は、配信やDVD化などの二次利用で回収が見込めるそう。そのため、今回は決してギャラの安くない人気俳優を揃えることができたようです」(前出・テレビ誌記者)

「孤独のグルメ」や「忘却のサチコ」など、次々とご飯モノドラマを生み出しているテレ東。今後も独自の路線で多くの視聴者を魅了していきそうだ。