駐日韓国大使に就任する南官杓氏(代表撮影)

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 【ソウル=名村隆寛】韓国の新しい駐日大使として9日に着任する南官杓(ナム・グァンピョ)氏(62)が8日、ソウルで日本メディアと会見し、「新しい令和の時代を迎えた日本で、私の赴任が韓日関係改善の契機になることを望んでいる」と抱負を語った。

 南氏は韓国国内で悪化する日韓関係への懸念がある一方、自身への期待もあると指摘。最優先課題は日本の各界各層と意思疎通を図ることだとし、「韓国政府の立場を詳細に伝えていきたい」と述べた。

 一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が掲げる歴史問題とそれ以外を切り離すツートラック政策が「現在、とても残念な状況にある」と、機能していないことを認めた。その上で「政治や歴史の問題が両国関係全般を揺るがさぬよう、未来志向的な関係づくりに努力したい。信頼を基に職務に当たっていきたい」と語った。

 南氏は南東部の釜山(プサン)出身。通った学校の校庭からは対馬が見えたという。1992〜95年には1等書記官として駐日大使館に勤務し、文政権では国家安保室第2次長を務めた。