FWクリスティアーノ・ロナウドの肉体美

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 クラブキャリア600得点を記録したユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドの昔話を、キャリア初ゴールの瞬間を共にしていた元ベラルーシ代表FWビタリ・クトゥーゾフ氏がイタリア『ガゼッタ・デ・スポルト』のインタビューで明かした。

 C・ロナウドは今月27日に行われたセリエA第34節・インテル戦の後半17分、MFミラレム・ピャニッチからのヒールパスを受けると、強烈な左足シュートで同点ゴールを記録した。これは自身にとってクラブキャリア通算600ゴール。“イタリア・ダービー”の大舞台で偉業を達成した。

 なお、初ゴールはスポルティング・リスボン時代の2002年10月7日、ポルトガルリーグ第6節・モレイレンセ戦で記録している。当時ともに攻撃的なポジションでプレーし、同じ試合でゴールを決めたクトゥーゾフ氏は懐かしのエピソードを明かした。

「あれは美しい日だった。私が前半30分に右対角線から先制点を決めた後、次にクリスティアーノが2得点を決めて3-0になったんだ。だが、ゴール以上に彼の感情を覚えている。彼はとにかく幸せそうで、それで彼が17歳だということが表現されていた」。

 当時、クトゥーゾフ氏はミランから移籍したばかり。向上心あふれる若者に質問攻めにされたのだという。「当時、ロッソネーリ(赤黒)のシャツは世界の絶対的なトップだった。彼はマルディーニ、コスタクルタ、インザーギ、そしてシェバ(シェフチェンコ)について聞いてきた。どう練習しているか、どうフィジカルを鍛えてきたのかを知りたがっていたね」。

 また、インタビュアーからは女性についての質問も向けられるが、クトゥーゾフ氏はその影を明確に否定する。「そんな話はゼロだ。当時われわれはサッカーの話をしただけで、女性の話題になることはなかった」。当時、ロナウドの関心は己の肉体のみにあったという。

「ロッカールームではシャツを脱いで、鏡の前で長い間立っていた。彼は体のあらゆる部分を分析し、ジムで多くの時間を費やし、みんなに強くなる方法を訪ねた。しかし、それは雑誌で表紙を飾るためではない。ただただ良いサッカー選手になりたいと思っていたんだ」。