嫉妬心が強い人は、恋愛を「べき」で考えてる。素直に恋する方法は?

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嫉妬心が強い人って、別の人間になりたいと思っている人です。
たとえば、彼氏が他の女子と仲良くしていることに嫉妬する人としない人がいますね。


しない人は、今の自分でOKと思っているから嫉妬しません。私は私、彼の女友達は女友達、と割り切っている、つまり、今の自分でOKと思っているんですよね。


対して、嫉妬する人は、「今の私から、なんらか別の人間にならないと、彼氏を他の女子に奪われかねない」、つまり別の人間になることを夢見るから嫉妬します。


別の人間になりたいと思っている人とは、意識の世界と感覚の世界のバランスの悪い人です。

■愛されるために、こうす「べき」って考えてない?

哲学っぽい話をしますが、ちょっと我慢して聞いてください。


意識の世界というのは、言葉の世界です。意識がないとき、言葉は出てこないでしょ?だから意識の世界=言葉の世界なんです。
「私が恋愛する意味とは?」とか「彼氏のこの行為は脈ありサインかどうか?」など、意味とセットになっているのが言葉の世界です。








また、言葉の世界では「べき」で考えがちになってしまいます。


たとえば、彼氏に愛される彼女、つまり「愛され彼女」になるには、こうす「べき」みたいに考えるのが、言葉の世界の特徴です。

■自分の感覚でものごとを判断する恋愛、できてる?

対して感覚の世界とは「want」です。〇〇したい、という感覚。




たとえば、愛され彼女になるには外で彼氏を立てるべきだと思うけど、今日のわたしはなんかダルいから、彼の隣でぼ〜っとしてい「たい」と思って、ぼ〜っとしているとか。




つまり、自分が感じたことに素直に行動するのが感覚の世界。


感じたことに素直に行動すると書くと、たいていの場合、じゃあ欲しいものがあってそれを欲しいと思えば借金してでも買えばいいの?というような質問が来ますが、そういうのは浅はかですね。


欲しいものがあれば即座にそれを買う――この時、そこにわずかではあっても罪悪感が芽生えることがあるでしょ?あるいは、あとに残る借金の返済に対する不安もあるでしょ?


そういうのを全部「込み」で考えて、自分にとって一番しっくりくる行動をとる――これが「感じたことに素直に行動する」ということです。

■多くの女子の恋愛傾向は「べき」に基づいてる

たいていの人の恋愛は、「べき」が強くて、「したい」…つまりwantが後退しています。


自分が感じたことに素直に動けている人、つまりwantの人って、ホント少なくて、だから目立つんですよね。いい意味で目立ちます。


若くして自分の気持ちに正直に、さわやかに元気に恋してるなあと感じます。




反対に大多数の「べき」の人の恋愛には元気がない。
たとえば彼氏の女友達に嫉妬したりとか、自分よりキラキラした恋をしている女子に嫉妬したりとか、とかく「今の自分ではない、なにか別の人間になりたい」と思っている(ように見えます)。

■「感覚」を元気にすると嫉妬しない。自信がつく!

よく、自分で自分のことが好きになれないと、いい恋愛ができないと言われますよね。




自分のことを好きになれないというのは、つまり別の人間になりたいということでしょ?
それは、たいていの場合、感覚を元気にしてあげると、別の人間にならなくてもいいや、今の自分のままでいいや、と思えてきます。




では、感覚を元気にする方法は何か。


これはひとつしかなくて、いろんなことを経験することです。


つまり体を動かして、いろんなところに行って、いろんなものを見たり触ったり食べたりすることです。




とくに嫉妬心が強い人は、この「経験」が少ないんですよ。つねに頭であれこれ考えているだけで、Suica やPASMOを使ってどこかに行くということをしてないんですね。




なにかにぶつかり、悩み、それを乗り越える中で、自分で育ててきた感覚のことを、ふつう、わたしたちは自信と呼びます。
自分に自信があれば、嫉妬心など芽生えてこないというのは、そういうことなのです。(ひとみしょう/作家)


(ハウコレ編集部)