男性が「好きな子を避ける」理由

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好意を持っている女性を避けてしまう、そっけない態度をとってしまう、という男性がいますが、これは「好き避け」といわれる行為。

好きだからこそ避ける。

好きだからこそ意地悪をする。

矛盾するように思えるこの行為ですが、なぜ男性はこのような態度をとってしまうのでしょう?

■好き避けとは? 男性が好き避けをする心理

小学生くらいの男の子であれば好きな女の子に意地悪をしたりすることもあるでしょうが、ある程度の年齢になったら好きな子に直接意地悪をするようなことはあまりありません。

そうではなく「避ける」という回避的な方法をとってしまうのです。

このとき、一体男性はどのような心理で好き避けをしてしまっているのでしょうか?

じつは好き避けをしてしまう心理は大きく3つ御座います。

◇(1)恋愛が恥ずかしい

小学生ころは、「誰が誰を好き」というような噂が流れると、いろいろとはやし立てられるものです。これは、小学生が「恋愛は恥ずかしいもの」と捉えているからでしょう。

もちろん小学生ほどではないにしても、いくつになっても自分が誰を好きかというのはバレたくないもので御座います。

そのため、誰かを好きになったとき、それを隠そうとして好きな人を避けてしまうのでしょう。

◇(2)好意を表に出すと好かれないと思っている

一世を風靡した『SLAM DUNK』の流川楓を筆頭に、漫画やアニメにおいて、女性人気が高いキャラというのは得てして「恋愛に興味なさげな男性」で御座います。

そしてこの傾向は現実でも少なからずあり、モテる男性というのは一見すると恋愛にそこまで熱中しないタイプの男性であることが多いです。

少なくとも女の子に目がないスケべなキャラというのは女性からあまりモテません。

そのため男性は「ちょっと冷たいくらいに接したほうが女性からモテる」と考えている節があるのです。

ちなみに、たしかに世の中のモテる男性は、その多くが恋愛にあまり熱中しないのは事実ですが、それは熱中しないからモテるのではなく、モテているから恋愛に熱中する必要がないだけで御座います。

◇(3)嫌われたくない

人は自分と無関係の人間のことを嫌いになることはありません。

人から嫌われるためには、相手となる対象とかかわらなくてはならないからです。

逆にいえば相手と距離をとればとるほど嫌われる確率は少なくなります。

ですので「好かれたい」という気持ちよりも「嫌われたくない」という不安がまさってしまう男性の場合、時として「好きな人から距離をとる」という行動に出ることが。

■好き避け・嫌い避けの見分け方

さて、それではあなたがまわりの男性から避けられていると感じるようになったとき、それが「好き避け」なのか、それとも「単純に嫌い」なだけなのかを見分ける方法について解説させて頂きましょう。

そもそも、そこそこの年齢の男性はほとんど好き避けをしないので、残念ながら避けられている場合の多くは、単純にあまりかかわりたくないために避けられていると言わざるを得ません。

そんななかでどのような状況の場合、好き避けと判断できるでしょうか?

◇彼の友人に話を聞く

もっとも簡単な方法は、その男性の友人に話を聞く方法でしょう。

たしかに男性は男友だちにもあまり好きな女性の話をしませんが、一方で「嫌いな女性」の話はめちゃくちゃします。

もしも嫌い避けの場合、友だちに「あの女のこと嫌いなんだよね」というような話をしている可能性が高いでしょう。

しかし、男友だちに「最近〇〇さんから避けれている気がするんですが……」と聞いたところで、面と向かって「あいつお前のこと嫌いって言ってたよ」と言ったりは致しません。

それではどのような反応があった場合、嫌い避けの可能性が高いのでしょうか?

☆話をはぐらかされた場合は要注意

一番危険度が高いのは「気のせいじゃない?」で御座います。

男友だち目線で見れば「嫌いだから避けている」ということを知っているので、適当な嘘をついてこの場を回避したいと思っているのです。

そのため「適当な嘘」の筆頭格である「気のせいじゃない?」はかなり危険度が高いといえるでしょう。

一方で「ああいうやつなんだよ」や「あいつ女の子と話すの苦手だから」というような彼の人間性について話した場合は、嫌い避けの可能性はかなり低いと言えます。

というのもこれらの発言はその男性をフォローする発言であり、彼の恋愛をなんとか応援しようと思っているときに出やすい発言だからで御座います。

◇ほかの女性と比較する

それでは次に「ほかの女性と比較する」という方法について解説させて頂きましょう。

好き避けをしてしまう男性は基本的にかなり女慣れしていない男性である可能性が高いです。

そのためほかの女性に対しても「避け」とまではいわないまでも、あまり親密になったりは致しません。

どの女性に対してもある程度の距離があり、そのなかでも好きな女性に対して特に距離をとってしまうのです。

ですので、相手の男性がほかの女性に対しても距離があるタイプであれば、避けられていてもそれは好き避けの可能性が高いでしょう。

逆に、ほかの女性とはフランクに接しているのに、あなた様にだけ距離をとった対応をしている場合、残念ながら好き避けではなく単純に嫌いなだけの可能性が高いのです。

■好き避けをする男性と付き合うのは大変

おそらくこの記事に辿り着いた女性の多くは、気になっている男性から距離をとられ、それが「好き避け」なのか「嫌い避け」なのか悩んでいる方でしょう。

相手の男性はあなた様が好きになるほど魅力的な男性なのです。中高生ならともかく社会人であれば、それなりに恋愛経験をされていることでしょう。

ですので、大変残念では御座いますが、それは好き避けではなく嫌い避けである可能性が高いのです。

しかし、最後にひとつだけお伝えしたいことが御座います。

男性が女性から距離をとる場合、それは必ずしも「嫌い」という意味ではないことがほとんどでしょう。

便宜上「嫌い避け」と書かせて頂きましたが、正確には「嫌い避け」ではなく「警戒避け」と呼んだほうがよいかもしれません。

男性は、女性から好意を持たれても、「付き合う気がない」「すでに恋人がいて付き合えない」場合、その女性がこれ以上自分のことを好きにならないように距離をとることがあるのです。

これはむしろ相手を思いやってこその行為でしょう。

たしかに相手から好かれないようにしているという意味では嫌い避けかも知れませんが、相手のことを思うからこそ相手が傷つかないように一定の距離をとっているのです。

もしも本当にあなた様のことが嫌いなら、男性はそのあなた様の好意を利用してさまざまな要望を突きつけることでしょう。

好意を持たれたから距離をとるというのは、相手を思うからこそ嫌われるという方法でもあるのです。

(ラブホの上野さん)

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