展望カフェ「桜カフェ FUJIYAMA SWEETS」から望む、一面に咲く芝桜と富士山

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富士山麓に春の訪れを告げる「富士芝桜まつり」が、今年も富士本栖湖リゾートでスタート。5月26日(日)までの期間中、残雪が美しい富士山と、園内を一面ピンクに染め上げる芝桜の見事な共演を楽しめる。

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また、富士本栖湖リゾートから車で30分ほどの距離にある、富士急ハイランド内のエリア「リサとガスパール タウン」においても、春の「フラワーフェスタ」を6月23日(日)まで開催中。

メイン広場に黄色の花々が咲き誇り、花でデコレーションされたフォトスポットや期間限定のメニュー、グッズも登場するなど、盛り上がりを見せている。

そこで今回は、2つの花イベントの見どころを、現地に足を運んだ記者がレポート!花イベントと合わせて楽しみたい、富士急ハイランド内の新アトラクションもまとめて紹介しよう。

■ 首都圏最大80万株の芝桜に感動「富士芝桜まつり」

昨年は通算約50万人が来園する盛況ぶりを見せた「富士芝桜まつり」。鮮やかなピンクの絨毯の向こうに富士山がそびえる絶景は、毎年多くの来園者を魅了し続けている。園内の敷地面積は、東京ドーム2個分に相当する約2.4ヘクタール。この広々とした敷地を、首都圏最大にあたる80万株の芝桜が彩る圧倒的なスケール感も、同イベントならでは。芝桜は早咲きから遅咲きの品種まで8種類あり、長期間にわたり楽しめるのも魅力のひとつだ。

記者が取材に訪れた4月23日の開花状況は6分咲き。5月の連休中から中旬頃にかけて、開花のピークを迎える見込みだという。なお、イベント期間中は芝桜以外にも、ムスカリやアネモネ、レンゲキョウなど様々な花を目にすることができるので、これらもぜひお見逃しなく。

さらに、12回目の開催を迎えた今年は、新たな試みとして「気球搭乗体験イベント」が5月19日(日)まで実施中(実施期間は予定)。気球に乗って高さ20mまで上昇し、眼下に広がる芝桜と富士山の絶景を眺められる。フライト時間は1回につき約4〜5分。料金は大人2500円、小人1500円(3歳未満は利用不可)となっている。記者が訪れた日は、残念ながら強風につき気球に乗ることはできなかったが、穏やかな晴天の日に足を運んだ際には、空から芝桜を見下ろす貴重な体験を、ぜひ楽しんでみてほしい。

また、今年は芝桜などで作られたフォトスポットが園内に設置されているほか、竜神池に噴水が初登場。思わず写真に撮りたくなる光景がそこかしこに広がり、多くの来園者がカメラやスマートフォンを手に、写真撮影を楽しんでいた。

■ 本格スイーツにご当地麺も!大充実の会場グルメ

「富士芝桜まつり」の会場には、バラエティに富んだおいしいグルメも盛りだくさん。なかでも展望カフェ「桜カフェ FUJIYAMA SWEETS」はぜひ立ち寄ってほしい、一押しスポット。ゆったり椅子に腰かけて正面に富士山と芝桜を眺めながら、ホテルメイドの本格スイーツを味わう、至福のひと時を過ごせる。

例えば今年初登場の「桜レアチーズケーキ」(500円)は、桜の香りが豊かに広がるレアチーズと桜あん、バターの風味が生きたサクサクのクッキー生地が、上品なハーモニーを奏でる一品。他にも、桜風味のエクレア生地で桜あんやカスタード、イチゴをサンドした「桜エクレール」(500円)など、桜にちなんだスイーツが多数そろう。

山梨ならではの味を楽しみたければ、地元特産のフルーツで作る濃厚なジェラートがトッピングされた「山梨白桃ジェラートサンデー」「山梨ぶどうのジェラートサンデー」(共に650円)がおすすめだ。

毎年恒例の「富士山うまいものフェスタ」も要チェック。今年は富士山周辺の名物ローカル麺が集結する「富士山麺めぐり」が開催されている。温かい蕎麦に大根の千切りをたっぷり乗せた「鳴沢せんどそば」(750円)や、甲州富士桜ポークのチャーシューが入った「芝桜ラーメン」(700円)など、個性豊かな麺料理を味わえる。

この他にも、富士山の形をしたピンク色のあんまん「富士芝桜あんまん」(450円)をはじめ、SNS映えが狙える食べ歩きメニューも充実。「芝桜まつり」の会場は広く、歩けばお腹も空いてくる。これらのグルメで腹ごしらえしつつ、芝桜と富士山が織りなす絶景を心ゆくまで堪能しよう。

■ キュートなフォトスポット満載!リサとガスパール タウン「フラワーフェスタ」

パリの街並みをイメージしたタウン内が、色鮮やかな花々でデコレーションされる「フラワーフェスタ」。今年はピンクの車両にたくさんの花が飾られた「フラワーカート」が初登場するなど、フォトジェニックなスポットが目白押しとなっている。他にも、エッフェル塔があるメイン広場では、ダッチアイリス、ヒヤシンスなど4品種、2万株の黄色い花々が咲き誇る。

花をモチーフにした期間限定メニューも勢ぞろい。なかでもカフェ ブリオッシュのパン(250〜280円)は、エディブルフラワーが飾られているものもあり、華やかなルックスに心が躍る。また、レ レーヴ サロン・ド・テで販売されている「ロリポップチョコブーケ」(4本入り650円)は、棒付きのチョコレートをブーケに見立てた商品で、お土産にもおすすめだ。

100種類以上のオリジナルグッズがそろうショップにも、「フラワーフェスタ」限定のアイテムが多数登場している。しっとりとした食感の花形クッキーを詰め合わせた「フラワークッキー」(400円)から、バスタイムをロマンチックに演出してくれる「ローズバスソルト」(650円)まで、種類豊富な品ぞろえだ。

■ リサとガスパールと一緒に不思議な鏡の迷路に挑戦!

「フラワーフェスタ」と合わせて楽しみたい、新アトラクションもご紹介。まずは今年3月、リサとガスパール タウンに登場した「リサとガスパールのミラーメイズ〜マジック・ショーへようこそ〜」(1回800円)をピックアップ。こちらはいたずら好きなリサとガスパールが、ゲストを不思議な鏡の世界へ誘う屋内型迷路。

アトラクション内はどこを見ても鏡だらけで、どれが本物の自分なのか見分けがつかないほど。大人でもゴールにすんなりたどり着くのは難しく、夢中になってしまうこと必至!迷路の中には、鏡の反射を利用したフォトスポットも多数用意されており、ユニークな写真を撮れるのも魅力だ。

■ ライトを手に宝探しへ出発!トーマスランドの新アトラクション

ファミリーでおでかけの際には、富士急ハイランド内にある、きかんしゃトーマスの屋外型テーマパーク「トーマスランド」にも立ち寄ってみよう。今回紹介するのは、今年3月にオープンした屋内型ライドアトラクション「トーマスのたからさがし大冒険」(1回500円)。ゲストは貨車に乗ってトーマスと一緒にソドー島を巡り、宝探しへ出発。見つけた宝物をライトで照らすと、光り輝く仕組みになっている。

アトラクションの終盤には、トーマスと仲間たちが勢ぞろいし、一緒に記念撮影するコーナーも。写真はアトラクション出口にあるショップで購入できる。

■ 五感に訴えかける新感覚のダークライドアトラクション

ホラー好きの人におすすめしたいのが、今年3月、富士急ハイランドに新登場した「無限廃坑」(1回1500円)だ。アトラクションの舞台は、この地一帯を武田信玄が治めていた時代に掘られた廃坑。信玄の埋蔵金を狙う盗掘者たちにより、悲惨な事件が起きた、いわくつきの廃坑だ。どこまでも深い闇が続くこの廃坑を、ゲストは古びたトロッコに乗り進んでいく。

同アトラクションの最大の特徴は、五感を刺激する演出の数々。ヘッドホンから聞こえてくる3Dサウンドに背筋がゾクゾクしたかと思えば、何者かが体に触れ、熱風にさらされ、トロッコがガタガタと不穏な動きをする。しかも、両腕をベルトで拘束されているので、体を自由に動かすことも許されない。次々と襲いかかる恐怖の連続に、震え上がること間違いなしだ。

ちなみに、富士急ハイランドは昨夏から入園料が無料になり、より気軽に楽しめるようになった。美しい花々と合わせてアトラクションも満喫して、欲張りな休日を過ごそう!

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