日本航空(JAL)は、きょう4月27日から千葉市の幕張メッセで開幕されている「ニコニコ超会議2019」に出展している。

JALの「ニコニコ超会議」への出展は5回目。ブース内では空港車両や航空機の部品などを展示している。今回は恒例となっているステップカーに加え、航空機へのコンテナ積載に使用するハイリフトローダーが初登場した。また、2月から羽田・成田のハンドリング業務に導入しているパワードウェアも展示し、整備士による実演も行う。

来場者はブース内の「出発カウンター」で「JALマスター検定プログラム」の冊子をもらい、整備士などによる展示品の解説を聞きながらクイズに解答。アンケートともに「到着カウンター」に持参し、客室乗務員が笑顔のトレーニングに使用している「笑顔アプリ」を体験すると、オリジナルグッズが貰える。そのほか、視覚や聴覚、嗅覚、触覚でハワイの旅を“試着”できる複合VR「JAL xR Traveler」の体験も行なっている。

2015年から5回連続でニコニコ超会議にブースを出展しているJAL。その狙いについて同社コーポレートブランド推進部Webコミュニケーショングループの山名敏雄グループ長は、これまで接点のなかった若年層への訴求と話す。5年前の初出展の際は、「ニコニコ超会議の客層が航空に関してどれだけ興味・関心を持っているかわからない中、ニコニコ動画というカルチャーに則した内容にしていた」(山名グループ長)。当時は物珍しそうに眺める来場者が多かったというJALブースだが、今年は5回目の“常連”。「段々とJALらしい展示にして、航空寄りの取り組みも増やしてみた。社内のいろいろな部署が携われるようにした」(同)という。また、ニコニコ動画ユーザーはツイッターの利用率が高く、山名グループ長はその拡散力にも期待している。年々、来場者の反応も良くなり、SNS上でも行きたいブースとしてJALを挙げる声が増えているという。

ニコニコ超会議2019」はあす28日まで。28日は、客室乗務員や運航乗務員などが健康施策として取り組んでいる「本気の! ラジオ体操」披露や、チアダンスチーム「JAL JETS」のステージも予定されている。