桜通沿いに立つホテルは、地下街「ユニモール」U10出口からすぐ。飲食店も多いということでビジネス客にも人気

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大都市・名古屋の玄関口ということもあり、多くのホテルが林立するJR名古屋駅付近。「ザ ロイヤルパークキャンバス名古屋」は、このターミナル駅から徒歩5分と好アクセスが魅力。2018年4月にリブランドし装い新たに生まれ変わり、名古屋を観光する上でも注目しておきたいホテルだ。

【写真を見る】こだわりの料理のラインナップは多彩で、世界各国のお酒にもマッチ

■ 京都の名店の味に舌鼓を打つ

食事面で快適なホテルステイを彩るのは、「カジュアルダイニング ムッシュいとう」。オープンキッチンの明るいダイニングで、昔ながらの洋食の味を楽しむことができる。京都発祥の洋食店「レストランまどい」ほか11店舗を展開する円居グループの名古屋初進出店は、「みんなの楽しい止まり木」がコンセプト。

■ 朝食だって老舗洋食店のこだわりはたっぷり

宿泊客向けの朝食にもこだわりが随所に光る。和食と洋食どちらもも楽しめるブッフェスタイルでありながら、1500円という料金設定には驚き。

老舗洋食店のこだわりをベースに、地元・愛知の食材を使い、丁寧に作り上げたメニューが並ぶ。

注目は、野菜ラインナップの充実度。1日のスタートをよりよい形で切るための「ベジタブル・ファースト」を謳っているだけあり、新鮮野菜を使ったサラダやスムージーは大人気だ。ドレッシングも3種類から選ぶことができるほか、ソテーや煮込みなどもあるので野菜たっぷりのヘルシーな朝食を求める人にはぴったり。

■ 施設名に「ホテル」の文字がない理由

「ホテル」という単語が見当たらない施設名。その代わりとして「キャンバス (CANVAS)」というワードが入る。これは宿泊客の活動を自由な絵画に見立て、「人が集うことで何かが生まれる場所」であることを狙ってのもの。丁寧なおもてなしが主流である本来の在り方と一線を画す、新たなホテルステイの在り方を追求している。

このコンセプトの最たる例が、館内2階にある「キャンバスラウンジ」。ブレイクエリアやワークスペースとして、自分の時間を過ごせる共有スペースとなっている。

客室は「リラックスし鋭気を養う空間」として機能的でシンプルであることを重視、その一方でラウンジは「自然と足を運びたくなる開放的な空間」を意識して作られたとのこと。

また、中心部のホテルでありながら大浴場も完備。旅の疲れを癒すのにもぴったりだ。

従来のクオリティの高いおもてなしと一線を画し、宿泊客同士の交流から新たなムーブメントを生むという、これまでにないホテルステイの在り方には要注目。ベジタブルファーストな朝食も、前日になごやめしをたっぷり堪能した人にとってはうれしいスタイルかもしれない。宿泊の際はぜひ味わってみよう。(東海ウォーカー・山田瑠美)