ビラス・ボアス氏に神戸行き報道【写真:Getty Images】

写真拡大

ポルトガル人智将ビラス・ボアス氏に神戸行き報道 海外メディア「現実味を帯びてきている」

 かつてチェルシーやトットナムを率いたアンドレ・ビラス・ボアス氏はJリーグでの指揮を希望していることが取り上げられていたが、監督退任に揺れるヴィッセル神戸の就任の可能性が浮上しているようだ。

 「“モウリーニョの後継者”と評されたポルトガル人指揮官は神戸に上陸することが可能だ」と海外メディアも就任の可能性に注目を寄せている。

 今季神戸は元スペイン代表FWダビド・ビジャ、バルセロナからMFセルジ・サンペールを獲得したが、第6節の松本山雅FC戦で1-2、第7節のサンフレッチェ広島戦で2-4と連敗。そんななかでフアン・マヌエル・リージョ監督の退任が発表され、吉田孝行監督の再登板が決まった。しかし、吉田体制の初陣となった第8節の浦和レッズ戦も0-1で敗れ、リーグ戦3連敗と苦戦が続いている。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキら世界的名手たちの舵を握る新たな指揮官候補として噂されているのが、智将ビラス・ボアス氏だ。2010-11シーズンに母国の強豪ポルトでリーグ無敗優勝を含む4冠を達成し世界にその名を轟かせると、チェルシー、トッテナムとイングランドのビッグクラブを指揮した。ゼニトを経て16年に上海上港に就任するも、翌年に退任。現在はフリーの立場となっている。

 ポルトガル紙「オ・ジョゴ」は「イニエスタ、ポドルスキ、ビジャ……ビラス・ボアスの夢は現実味を帯びてきている」と見出しを打って報じ、「ポルトガル人指揮官はJリーグへの夢を隠さない」と指摘。神戸とポドルスキの具体的な交渉はまだ行われていないものの、「日本で指揮する夢の実現に向け、就任の希望を公言しており、シナリオが除外されることはない」と説明している。

 スペイン紙「スポルト」は「“モウリーニョの後継者”と評されたポルトガル人指揮官は神戸に上陸することが可能だ」と綴っており、ビラス・ボアス氏の動向が注目を集めている。(Football ZONE web編集部)