アルバトロスを達成したステファン・ギャラハー【写真:Getty Images】

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欧州ツアーで44歳のギャラハーがアルバトロスを達成

 ゴルフの欧州ツアー、ハッサン2世トロフィー(モロッコ)は25日、初日が行われた。大仕事をやってのけたのはスティーブン・ギャラハー(英国)だ。世界ランク212位、44歳のベテランは8番ホールでアルバトロスを達成。同ツアーが動画を公開すると、ファンは続々と称賛を送っている。

 一説によると、ショートホールでのホールインワンよりも200倍難しいと言われるアルバトロス――。そんな快記録がモロッコの地で生まれた。

 インスタートのギャラハーは1アンダーで迎えた8番ロングホール。フェアウェーからの第2打だ。ピンまで240ヤード、3アイアンを握ったベテランは鋭く振り下ろすと、ボールはピンへ向かって一直線に飛んだ。

 手応え十分に打球の行方を追うギャラハー。グリーンの手前に着弾するとそこからキックして、グリーンオン。手前から転がっていく。カップまで5メートル、3メートル、2メートル……。まさかこのまま入るのか。そのまさかが現実となった。カップの中央から沈んだ。アルバトロスの達成だ。実況も「イエ〜ス」と大興奮。ギャラハーもキャディーとハイタッチで喜びをかみしめた。

奇跡のスーパーショットにファン興奮「アルバァァァトロスゥゥゥ」

 欧州ツアーは「アルバトロス ステファン・ギャラハーが最も希少な“鳥”を記録」と記して公式インスタグラムで動画付きで公開。奇跡のスーパーショットにファンも喝采を上げている。

「アルバトロスだ!!」
「素晴らしい」
「最高だ」
「良いショットだ」
「おめでとう」
「アルバァァァトロスゥゥゥ」

 ギャラハーは最後の3ホールだけで5つスコアを伸ばし、首位から2打差の4位タイで初日をフィニッシュ。前戦のヒーローインディアンオープンで川村昌弘を抑えて5年ぶりのツアーVを果たすなど、44歳にして再び上昇気流に乗っている。また今大会には日本から3選手が出場。宮里優作が1アンダーで16位タイにつけているのが最高だ。(THE ANSWER編集部)