(挑戦表明した際のアントンはTシャツ、パンツ、靴下という出で立ち。すでにルールを予見していたか)

4月28日のDDT後楽園ホール大会で、EXTREME級王者のHARASHIMAが2度目の防衛戦を行なう。2月の両国大会で青木真也からベルトを奪還したHARASHIMAは、3月21日の後楽園大会でスーパー・ササダンゴ・マシン相手に防衛成功。このEXTREME級王座は、チャンピオンが試合ごとに独自のルールを設定できるというものだ。

ササダンゴ戦はファン公募と公開ルールミーティングの結果、1本目=だるまさんが転んだデスマッチ、2本目=テレフォンデスマッチ、3本目=3カウント取られた方が勝ちという変則3本勝負で行なわれている。

次の挑戦者は、ササダンゴ(マッスル坂井)がプロデュースした『マッスル』両国国技館大会のメインイベンター、アントンことアントーニオ本多だ。どんなルールでも構わないという王者の姿勢もあり、この試合も記者会見中にルールを話し合っていくことに。

HARASHIMAはプロレス界伝統の「テキサスブルロープデスマッチ」を提案。しかしアントンから「正直怖い。あとテキサスブルロープがほぼ手に入らない」と物言いがつき、素材を変えて「虎の子ロープデスマッチ」に。そんなアントンは「パンティ剥ぎ取りデスマッチ」を考えてきたという。両者はかつて、ブラジャーを外されたら負けとなる「目隠し乳隠しデスマッチ」で名勝負を展開した経緯があるのだ。

しかしHARASHIMAは、ルール自体はよしとしたものの「剥ぎ取り」というワードが下品だと指摘。結果「プーさんのハニーハント」を思わせる「パンティハント」という表現が採用され、ルールは正式に「パンティ☆ハント虎の子ロープデスマッチ」に決定した。
(HARASHIMAvsササダンゴでの「テレフォンデスマッチ」は常に耳元に携帯を当てながら闘うもの。試合中に通話が始まる場面も)

お互いパンティをはいて闘い、脱がされたら負けという精神的にも過酷なこのルール。試合に向け、アントンは池袋、中州、吉原方面での「お金を払った出稽古」を示唆したものの、それはそれで「収入的に練習がしにくい」。おそらく、どちらもぶっつけ本番でパンティをハントしあうことになるだろう。これほど未知数な試合も珍しい。

いかにもDDT的な“バラエティ”マッチと言えるこの試合だが、それだけで済ませることができない可能性も。実際、両者の「目隠し乳隠しデスマッチ」は笑いと同時に凄まじい緊張感を伴うものだった。3.21後楽園で挑戦表明した際、アントンは「エモいだけじゃない部分で勝負できるのがEXRTREME級のベルト」、「HARASHIMAさんはよく“ガッチリ”と言いますけど、プロレスは“しっぽり”しても“しっとり”しててもいい」とコメントしている。

熱血や感動だけではないプロレス。それでいて「しっぽり」、「しっとり」というからには単なる爆笑でもないのだろう。“プロレスの聖地”後楽園でのタイトルマッチは、レスラーにとって檜舞台だ。そこで「魅力を一言で説明しにくいのが魅力」(坂井)であるアントンがどんなプロレスを見せてくれるのか。実績ではHARASHIMAが明らかに上。アントンが勝つとすれば、ルールを活かしつつ“アントーニオ本多のプロレス”を見せ切った時だろう。

文・橋本宗洋

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