息子が独立するまでの18年間、禁酒生活を送ることを決意したアン・ハサウェイ(36歳)だが、今度は今まで続けていたヴィーガン(完全菜食主義者)を辞めたことを、英ライフスタイルマガジン< TATLER>で告白。

10年近く前に映画『レ・ミゼラブル』で娼婦に転落してしまう悲劇の女性ファンティーヌを演じ、アカデミー賞助演女優賞に輝いたアン。デビューから伸ばしていた長い髪を丸坊主にするなどして、女優人生のすべてをかけて挑んだという彼女は、役柄のためにヴィーガンダイエットを決行。肉や魚はもちろん、卵や乳製品、はちみつ、ゼラチンなど動物性食品を一切口にしない食事方法をとり、約11kgもの減量に成功したという。

それから、『ダークナイト ライジング』でセクシーなキャットウーマンのスーツを着るためにダイエットを続けていたのだけど、彼女のヴィーガン生活にも終わりが。きっかけを与えたのは、『インターステラー』で共演したマット・デイモン。

アイスランドで同映画の撮影中に、夫のアダムとアンとマットの3人でミシュラン星を獲得したレストランに食事に行ったとき、マットが「シェフのおすすめを何でも持ってきてほしい」とウエイターにオーダー。3人の中で唯一のヴィーガンだったアンは一瞬困惑したけど、2人は流れに身を任せている様子…。こっそりスタッフに「これは地元で獲れた魚ですか?」と尋ねたところ、「窓の外に見えるフィヨルドはご覧になられましたか?」と返され、食べてみることに決めたんだとか。そしてサーモンの小さな欠片を食べてみると、PCが再起動したみたいに脳に衝撃が走ったと語ったアン。

『インターステラー』では、約18kgの宇宙服を着て撮影をしなければいけなかったのだけど、完全菜食者である故、それまでは心身の状態が優れないことも多かったというアン。「サーモンを口にしたときから、気分が良くなったわ」とのインタビューで語った。

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#SandraBullock, you’re even more delicious than the cream puffs you sent over #oceans8

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新しい映画の役のために体重を増やすこともあるアンは、自身の食習慣や体重について公にするのは、他人が自分の体をどう思っているかを気にしないということを明確にしたかったからだと言う。

以前<Today>で、「私はただ夏を楽しみ、あるがままで生きること、私の身体であることが幸せなのだと皆に理解してもらいたいの。もし私の体があなたが思っているものと違ったり、あるべき姿ではないと思ったりすることがあれば、それはあなたが感じたことであり、私の経験は私のもので、とても愛おしいわ!」と答えた。自分のすべてをあるがまま受け止めるという彼女の強いメッセージは、体型に悩む女性たちに勇気を与えてくれそう♡