FWルーカス・ポドルスキから主将を引き継いだMFアンドレス・イニエスタ

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 ヴィッセル神戸は23日、クラブ公式ツイッター(@visselkobe)上でMFアンドレス・イニエスタが新キャプテンに就任することを発表した。また、副キャプテンを日本代表MF山口蛍とDF西大伍が務めることも併せて報告している。

 2年連続で主将を担っていたFWルーカス・ポドルスキは、フアン・マヌエル・リージョ前監督の辞任および吉田孝行監督の再登板が発表された17日、自身もキャプテンマークを返上する意向を明かしていた。

 この神戸の“お家騒動”にバルセロナの地元紙『エル・ペリオディコ・デ・カタルーニャ』も注目している。「アンドレス・イニエスタがルーカス・ポドルスキのキャプテン辞任に伴い、ヴィッセル神戸の新主将に任命された。副キャプテンを務める地元選手の西大伍、山口蛍とともに、日本の最も重要なチームの1つの腕章を着用する責任を負うことになった」と報じ、神戸のチーム状況を次のように伝えた。

「イニエスタはバルセロナで22個の国内タイトルと10個の国際タイトルを獲得した後、2018年に契約を終了して神戸に加入した。現在、神戸にはスペインリーグの古くからの知人や、2014年にドイツ代表の選手として世界チャンピオンに輝いたルーカス・ポドルスキなど、ワールドクラスの優れた選手たちがいる」

「兵庫県のチームに最近追加されたのはダビド・ビジャだ。彼はアメリカMLSのニューヨーク・シティを経て、昨年末にJ1リーグへ来た。 セルジ・サンペールも神戸でプレーするもう1人のスペイン人選手。バルセロナの下部組織出身の彼はクラブとの契約を解消した後、アジアの国に到着した。過去のキャリアで怪我に悩まされていたが、新しいリーグで再起を試みている」

 だが、神戸はこれらの豪華なタレントを擁しながらもシーズン序盤で苦戦が続き、現在リーグ戦3連敗中。一時4位まで浮上したが、第8節終了時点で3勝1分4敗(勝ち点10)の11位となっている。

 同紙は「大スター(世界チャンピオン3人)がいるにもかかわらず、神戸は今季の初めに多くの苦しみを味わっている。リーグ戦18チームのうち11位。スペイン人監督のフアン・マヌエル・リージョとの契約解除に合意した後、吉田孝行がファーストチームの指揮を執ることになった」と、神戸の難しい現状をレポートした。