5月3日(金・祝)に放送される特番『図解デ理解 アイマイカイワイ』(NHK総合)の取材会が行われ、千葉雄大、宇垣美里、燃え殻、長井短が出席した。

この番組は、マイルドヤンキー、ネトウヨ、さとり世代など、何となく分かった気になっているけど、曖昧でどういう人たちなのかよく分からないことを、彼らの持論とアンケートを基にその生態を図解化して明らかにしていく特番。今回は「港区女子」をテーマに、自称多少問わず港区女子という人物に会って調査する。

 

今回のテーマ「港区女子」について千葉は「どういうものかは漠然としてしか知らなくて、番組で掘り下げていろんなVTRやお話を聞いていたら少し好きになってきたり、そういうことって世の中にたくさんあふれているんだろうなと思ってすごく面白かったです」と。

 

作家でテレビ美術制作の燃え殻は「美術制作の仕事をしている僕が初めて(図を)使う側に回って、これがテレビで結構役に立っていると知れて新鮮でした。今回、図を使ってみると『港区女子』は自分とそんなに遠くない人たちの話なんだなと思いました」と。

 

TBS退社後、初の他局でのテレビ収録となった宇垣は「かなり緊張していたんですけど、皆さん本当に優しくて、お家でテレビ見ながらまったりしゃべっているような気持ちでした」と振り返った。また、NHKでの収録について「(民放と)違うところだらけ。意外とスタジオが大きくてきれいだなと思いました」と語ると、「古くて汚いイメージ?」と問われ、「見た目が歴史ある感じだったのに、入ってみると控え室がオートロックで感動しました」とすかさずフォローした。

 

モデルで女優の長井は「『港区女子』はうらやましくて、ちょっと意地悪な気持ちもあったんですけど、詳しく図解すると、同じ人間なんだよなということをひしひしと感じました。よく知らないからという理由で角度をつけて文句を言うのはダサいので、この番組のおかげで心を入れ替えて性格の良い人間になっていけそうだなと思っております(笑)」と語った。

 

宇垣との共演について千葉は「アナウンサーさんは自分の意見を飲み込んで場を回さないといけないお仕事もあると思うんですけど、今回は自分でお話をする番組。ご自身では“激しいタイプ”とおっしゃっていたので、宇垣さんの激しい一面を見てみたいです。今日はまだ序の口ですよね?」と語りかけ、宇垣は「一回目なので抑えめにしています(笑)」と答えた。

 

また、燃え殻が「この中で一番『港区女子』なんじゃないかなって思っていたんですが全然違いました。すごく優しい人」と語ると、長井も「宇垣さんは闇があるみたいなのをネットニュースで見ましたけど、それも港区女子と同じでレッテル。宇垣さんは本当にお話しやすい爽やかな人でした。お友達になりたい」と。それを聞いた宇垣は「よかった。擬態が成功していたみたいで(笑)」とはにかんでいた。

 

番組のキモとなる図解化による解説について千葉は「漠然としたものを整理する時にすごく役に立つ。VTRを見ていて思い浮かんだことをどうやって具現化したらよいのかと思った時に図があるとすごく分かりやすくて、細分化して伝えるツールとしてすごく良いです」と。

 

宇垣も「べん図ではアンケートに答えてくださった方たちが自分はどこに目的があって『港区女子』をしているというのが分かりやすいし、ピラミットの図では、上には上がいるっていうのがすごく分かりやすかったり。図にすると直接的に理解しやすいです」とアピールした。

 

また、次回以降に図解してほしいテーマについて聞かれると、「僕自身が“〇〇系男子”千葉雄大とかで括られがちなので、草食系男子とかの座談会に参加してみたい」(千葉)、「オープニングにいっぱいで出てくるのですが、『ロキノン系女子』とか『中目黒レモンサワー系』なんとなく分かるけど、どんな人なのか見てみたいです」(宇垣)、「インフルエンサーって呼ばれる人たちを見てみたい」(燃え殻)、「ブランド物じゃないと着ない人たち。何がきっかけでそこに夢を感じるようになったのかとか気になります」(長井)とそれぞれ語った。

 

『図解デ理解 アイマイカイワイ』
NHK総合
5月3日(金・祝)後11・50〜深0・20