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NVIDIAは4月23日(米国時間)、ノートPC向けにNVIDIA GeForce GTX 16シリーズ(GeForce GTX 1660 Ti/GTX 1650)を提供すると発表した。AcerやASUS、Dell、Gigabyte、HP、Lenovo、MSIといったメーカーから80を超える製品が予定されており、価格帯は799ドルからスタートの見込みだ。

NVIDIAによると、GeForceシリーズを搭載したノートPCのうち、75%が2015年に発表した「GeForce GTX 960M」以下の性能とのことで、こうした古い製品からのリプレースを狙う製品だ。

同社が公開した性能比較では、GeForce GTX 1660 Tiを搭載したゲーミングノートPCは、GeForce GTX 960M搭載製品と比べて、最大で4倍の性能向上を実現したという。

Apex LegendsやFortnite、PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSといった人気のバトルロイヤルゲームでは、フルHD解像度の高画質設定において、100fps以上でプレイ可能としている。また、2015年と2019年の製品では性能だけでなく、より薄型軽量の筐体や高リフレッシュレートのディスプレイ、快適なストレージなど、使い勝手自体が大きく変化している。

また、単純にゲームだけでなく、動画編集やグラフィックスデザイン、写真編集といったクリエイティブ領域の用途でもその性能をアピールする。CPUだけと比べて、GPUを活用することで、Premiere Pro CCでは5倍、Illustrator CCでは1.3倍、Photoshop CCでは1.5倍の処理性能となっている。

このところ、PCメーカーは薄型ゲーミングノートPCを、クリエイター向けとしても訴求しているが、この流れがさらに加速しそうだ。もちろんゲームをしながらのストリーミングなどでも威力を発揮する。

なお、NVIDIAはGeForce GTX 16シリーズ製品に対して、FORTNITEのアイテムバンドルキャンペーンを実施する。ゲーム内通貨やスキン、アイテムなどを提供するとのことだ。

GeForce GTX 1660 Tiの主な仕様は、CUDAコアが1,536基、ベースクロックが1,140MHz〜1,455MHz、ブーストクロックが1,335MHz〜1,590MHz、メモリスピードは12Gbps、メモリは192bit接続の6GB GDDR6、メモリ帯域幅は288GB/s。

GeForce GTX 1650の主な仕様は、CUDAコアが1,024基、ベースクロックが1,020MHz〜1,395MHz、ブーストクロックが1,245MHz〜1,560MHz、メモリスピードは8Gbps、メモリは128bit接続の4GB GDDR5、メモリ帯域幅は128GB/s。