バルセロナのデンベレ photo/Getty Images

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優れたサッカー選手になるには両足をバランスよく使えた方がいいとはよく言うが、バランスが良すぎる驚異の男もいる。バルセロナのウイングとしてブレイクを続けるFWウスマン・デンベレだ。

デンベレは以前から利き足がどちらか分からないほど両足を巧みに使う選手と知られてきた。両足が使えるためドリブルの細かいタッチを両足でこなすことができ、クロスも両方の足で上げられる。DFとしては非常に対応が難しいだろう。

何より驚きなのが右足と左足のデータだ。英『Squawka』がデータを紹介しているが、デンベレはデビューからここまでのリーグ戦全てを合わせると右足で14ゴール14アシスト、左足で14ゴール14アシストを決めているというのだ。「パーフェクトバランス」と表現されているが、ここまで数字がピタリと合うのは興味深い。

ウイングの選手には好みのサイドがあるものだが、デンベレの場合は左サイドでも右サイドでも問題ない。チームメイトのリオネル・メッシのように左足一本で世界を支配してしまう選手もいるが、デンベレのように両足使いも大きな武器になる。覚醒すれば1対1でメッシより止めにくい恐怖のアタッカーになるかもしれない。