ヤフオクドームで行われた先発陣の練習でキャッチボールを行うソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

写真拡大

開幕から好調も「この時期だからできること」と指揮官 明石も合流

 23日、ソフトバンクはヤフオクドームで先発陣の練習を行った。工藤公康監督は珍しく遠投を含むキャッチボールを行うなど、終始、明るい表情。24日からは先発ローテの順番を一部変更することを明らかにした。

 ホークスは12日から仙台、千葉、所沢、東京と今季初の長期ロード10試合を終えたばかり。多くの中心選手を欠きながらも5勝5敗の五分で長旅を終え、工藤監督は「やっと帰ってきましたね。いい戦いができたと思います。若い子たちが結果を残せてよかった」とホッとした表情を見せた。

「明日からは明石(健志)くんも合流してきます。(脊椎全内視鏡ヘルニア摘出手術の)経過もいいと聞いていましたし、(復帰まで)すごく計画どおりにやってくれました。いろんなポジションを守れるし、終盤の代打でというところもあるので、チームの力になってもらいたいですね」と16年目のベテランの1軍合流を歓迎しうえで、若手については「少ないチャンスかもしれませんが、出た時にチャンスを活かせるように」と奮起を促した。

 また、24日からは武田翔太と大竹耕太郎のローテ順を入れ替えて臨む。また、この日の練習には左膝の痛みを訴えて登録抹消となっていたアリエル・ミランダも参加した。

「今後のスケジュールも考えてどういう風にしていくか。ミランダも帰ってくるということを含めて、コーチも考えてくれました。ウチの先発は6人ともタイプが違うので、そこをうまく活かしながら使っていきたいと思います」

 ここまで好投を続けながらも未勝利が続く大竹に対しては、投手出身監督ならではの親心も覗かせた。

「早く勝つ、白星がつくというだけで1週間の過ごし方も変わってくる。何とか全力で勝たせてあげたい。長いイニングを投げてリリーフも助かっていますしね。勝ちたいという気持ちが強いと力んでしまうもんだけど、大竹くんは常に冷静だし、いいところを出してくれている。勝ったという結果をプレゼントしてあげたい」

 ここまで4勝の高橋礼を抹消したことについては「初めてのローテなので(昨年は)そんなに長いイニングを投げていないこともありますしね。頑張ってくれていますが、疲労も貯まっているし、いなくなると困る選手ですから。この時期だからこそできること」と、あくまでもこの先を考えての処置であることを示唆した。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)