偽造された警察証(画像は『Yahoo奇摩新聞 2019年4月20日付「冒牌貨遇上正牌員警!毒販持假造警察證件遭攔查 遇本尊俯首認罪」(翻攝照片)』のスクリーンショット)

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台湾・苗栗県警察局は20日、パトロール中の警察官が不審な車両を見つけ調べたところ、車内から銃弾、薬物及び偽造した刑事警察証が見つかったと発表した。警察証にあった名前が自分と同じ名であることに気付いた警察官が追及すると、男はその場で偽造したことを認めたという。『聯合新聞網』『三立新聞網』などが伝えた。

公館駐在所の楊守仁所長によれば、吳欣達副所長と所員が夜間パトロールを行っていた際、台6号線を走行する不審車両を発見した。副所長らは車を止め車内を調べたところ、銃弾12個と少量の覚せい剤「アンフェタミン」が見つかった。さらに車を運転していた男の鞄には偽造した刑事警察証が入っており、正面には男の写真、裏面には「吳欣達」と副所長の名前が記入されていた。

調べに対して男は、刑事警察証はインターネットからダウンロードしたもので、かつて派出所に届けを出した際、受理にあたったのが吳欣達副所長だったことからその名前を使ったと供述している。ただし作成したものの、一度も使用していないという。

警察は男を「毒品危害防制条例」(違法薬物等の取締り)及び「槍砲弾薬刀械管制条例」(銃器取締り)違反で送検した。なお、警察証の偽造については男がまだ使用しておらず被害届も出されていないことから、今回は送検を見送るとのことだ。

画像は『Yahoo奇摩新聞 2019年4月20日付「冒牌貨遇上正牌員警!毒販持假造警察證件遭攔查 遇本尊俯首認罪」(翻攝照片)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)