エンジェル・イェンヌ【写真:Getty Images】

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米20歳イェンヌの奇跡の一打が反響拡大

 米女子ゴルフツアーのロッテ選手権で奇跡の“ビリヤードショット”が生まれた。17日(日本時間18日)の大会初日、米国の20歳エンジェル・イェンヌは15番パー4の第2打でアプローチが、先にグリーンオンしていた同伴競技者のボールを直撃。その跳ね返りがカップインし、ミラクルイーグルとなった。一部始終を米メディアが動画で公開している。目の当たりにしたファンからは「こんなの初めて見た」などと声が上がるなど、驚愕が広がっている。

 狙って打てるものではない。まさに奇跡のショットだ。15番パー4での第2打だった。イェンヌはアプローチでウエッジを握った。ピンを狙って放ったショットは手前に着弾。しかし、やや強く入り、ワンバウンド目でピンを大きくオーバーした……と思ったその瞬間だ。信じられないことが起きた。

 先にグリーンオン、ピンそばにつけていたペルニラ・リンドベリ(スウェーデン)のボールを直撃。イェンヌのボールは逆方向へ跳ね返り、そのままカップへ向かう。まさか……が起きた。見事にカップに消えたのだ。奇跡のイーグルにも、当人はノーリアクション。何が起きたのか、把握するまでに時間を要したようだ。

 奇跡の一打を米メディアも報じていたが、米放送局「NBC」のゴルフチャンネルの公式インスタグラムは「ちょっと待って、え!?」と困惑を隠せない様子で動画付きで公開。ファンにも驚愕が広がっている。

ファンは衝撃と困惑「これルール上どうなるの?」

「イーグル!!!」
「これルール上どうなるの?」
「何てショットだ」
「尋常じゃない」
「信じられない」
「こんなの初めて見た」

 ルール上、他者のボールは石などと同じ障害物とみなされるため、ラッキーなイーグルはこのまま認められた。初日はイーブンパーで終えたイェンヌだったが、運をここで使い果たしてしまったのか、2日目は75と崩れ、3オーバーで予選落ちを喫してしまった。(THE ANSWER編集部)