中国メディアは、日本へと嫁いだ中国人女性が語った「日本での生活で経験した不便」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国を行き来する人の増加は自然と人の出会いを作り、そのなかには結婚へと至る人もいることだろう。中国メディアの捜狐は16日、こうした出会いから結婚に至り、日本へと嫁いだ中国人女性が語った「日本での生活で経験した不便」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本への旅行で偶然知り合った日本人男性と縁があって結婚に至ったという一人の中国人女性について語っているが、彼女が日本で始めた結婚生活は当初想像したものとは全く異なり、順風満帆とはいかなかったとしている。

 この中国人女性が旅行で日本を訪れた際の日本の印象は非常に良いもので、「交通は便利で、生活環境に健康被害を心配させる要素はなく、社会規範も整っていた」と感じられたため、生活するのにとても良い国だと思ったそうだ。ゆえに、日本人男性と結婚を決めた際も日本で生活することにしたわけだが、その後「1カ月も経たないうちに中国に帰りたい気持ちが抑えられなくなってしまった」と告白した。

 なぜなら、日本で生活して初めて「旅行で訪れた際に感じた日本の清潔で心地良い環境は、全て地元住民の払う自己犠牲のうえに成り立っている」ことを知ったという。この中国人が一番苦労したのも「ごみの分別」であり、曜日ごとに決められた種類のごみを指定された時間に出すというのは決して簡単なことではないと主張した。

 中国にも指定のごみ捨て場はあるが、いつ、どの種類のごみを捨ても良く、分別に対しても厳しい決まりはない場合が多い。ゆえに、中国人が日本のごみの分別や回収の細かなルールを突きつけられると辟易してしまうというのも理解できるだろう。これは極端な例だと言えるが、日本人からするとたかが「ごみの分別」と思ってしまうが、人によっては帰国を考えるほどの理由になるならば、中国人にとっては決して些細なことではないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)