ジョーダン・ヒックス【写真:Getty Images】

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最速169キロの“速球王”ヒックスの驚愕スライダーが話題

 米大リーグ、カージナルスの“速球王”ジョーダン・ヒックス投手が驚愕の変化量を誇るボールでもファンを震撼させている。右打者の内角から急激に変化。真ん中へのボールだったが、思わず打者の腰が引けてしまう驚きの1球をMLBが公式ツイッターで動画を公開。ファンからは「この投球はおかしい」「何だこりゃ」などと続々と驚きの声が上がっている。

 人類最速タイの105.1マイル(約169.1キロ)を誇ることで知られる22歳のヒックスは、変化球も超一級品だった。17日(日本時間18日)のブルワーズ戦、9回に登板したストッパーが先頭のブラウンを迎えた場面だ。3ボールからの4球目。一瞬厳しく内角を突くようなコースに見えたが、手元でまさしく急変化。真ん中付近でストライクとなった。

 強打者ブラウンが思わずのけぞり、捕手のウィータースも捕球を一瞬戸惑うほどの驚愕のスライダー。MLBは「ヒックスとの対戦は絶対に楽しくない」とつづり動画を公開すると、ファンもぞっとしている様子だ。

「彼を指導するのは、同じく絶対に楽しくない」
「この投球はおかしい!!!」
「フェアじゃない。偽物に見える」
「エグい」
「何だこりゃ」
「キャッチするのも絶対に楽しくない」

 結局ブラウンは歩かせたが、次打者を併殺に打ち取り、最後も空振り三振で締めた。この日の最速は102マイル(約164キロ)。今季4セーブ目を挙げた。(THE ANSWER編集部)