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クラウドサインを提供する弁護士ドットコムと認証・セキュリティ事業を展開するサイバートラストは18日、より安心して利用できる電子契約の普及推進を目的にサイバートラストと業務提携を行うことを発表した。

弁護士ドットコムが提供するクラウド契約サービス「クラウドサイン」は、PDFの契約書をアップロードし、双方が電子署名。一般財団法人日本データ通信協会が認定する「認定タイムスタンプ」を付与し、これを保管するクラウドサービス。3ステップの簡単な操作でスピーディーに契約の存在を担保、期間削減、郵送代や紙のコストの削減などのメリットもあり、導入企業は3年間で40,000社にのぼる。

サイバートラストは昨年9月に米国公認会計士協会(AICPA)とカナダ勅許会計士協会(CICA)が定めた、電子認証局の証明書発行審査基準および運用基準の国際規格WebTrust for CAを取得。基準に則った本人性を審査した上で法人向け証明書を発行する「iTrust 電子署名用証明書」、認証センター設備内のHSM(ハードウェア セキュリティ モジュール)による秘密鍵の管理など長期間の電子文書署名の真正性を提供する「iTrust リモート署名サービス」を開始。「iTrust 電子署名用証明書」はアドビシステムズのAATL(Adobe Approved Trust List)への登録、「iTrust リモート署名サービス」はJIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)によるJCANトラステッド・サービスへの登録と電子契約書の信頼性を担保する仕組みを提供している。

両者は年内の「クラウドサイン」における「iTrust 電子署名用証明書」と「iTrust リモート署名サービス」の実装を発表しており、「クラウドサイン」利用者の安心と利便性向上共催セミナーや講演会などを通じて、安心して電子的な契約締結・管理のできる社会の実現を目指すとしている。