今季初勝利を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

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16日のマーリンズ戦で6回途中2失点で今季初勝利を挙げたダルビッシュ

■カブス 7-2 マーリンズ(日本時間16日・マイアミ)

 カブスのダルビッシュ有投手が15日(日本時間16日)の敵地マーリンズ戦に今季4度目の先発し5回2/3を投げ4安打2失点8奪三振で今季初勝利をマークした。前回登板試合の10日の本拠地パイレーツ戦では無四球だったが、この日は4四球。試合後は番記者を爆笑させる“ダル節”を炸裂させた。地元紙「シカゴ・トリビューン」が報じている。

 最速159キロの速球を武器に330日ぶりの白星をつかんだダルビッシュ。試合後はピッチングへの手応えを示した。

「カーブを多く投げようとしていました。これまでは速球、スライダー、速球、スライダー、それでお終いという感じだった。だからカーブを織り交ぜたかった」

 過去3試合の登板ではファストボールとスライダー偏重だった組み立てを改善。カーブの有効性を振り返っていた。

 この日は8三振を奪ったが、2回に連続四球を出すなど、計4四球。前回登板の無四球継続とはいかなかった。

 4四球について質問を受けたダルビッシュは流暢な英語で「自分はユウ・ダルビッシュ。四球を出す男なんだ。以上!」と満面の笑みで語ると、地元番記者も「ウハハハ!」と思わず爆笑していた。

 キャリア通算1088奪三振を記録する一方、343四球を記録しているダルビッシュ。やや自虐的ながらも、絶妙な“ダル節”で番記者を爆笑させた日本人右腕は完全復活の気配を漂わせている。(Full-Count編集部)