中国の蘇州動物園で飼育されていた雌のシャンハイハナスッポン(2015年5月6日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】中国の動物園で13日、世界で最も希少な淡水カメとされるシャンハイハナスッポンの雌1匹が死んだ。これで生息が確認されているのは世界に残り3匹だけとなり、絶滅の恐れが強まった。

 このスッポンが死んだのは、同国東部江蘇(Jiangsu)省にある蘇州動物園(Suzhou Zoo)。地元紙は、推定年齢は90歳を超えていたと伝えている。

 同紙によると、同園は最後の望みをかけて、園内で飼育している推定年齢100歳超の雄の精子をこの雌に注入して人工授精を試みたものの、雌はその翌日に死んだという。

 同園は数年前からこの2匹による自然交配を期待していたが、繁殖には至らなかった。死因を特定するため、死骸の調査が予定されている。

 自然保護活動家によると、シャンハイハナスッポンは同園の雄の他に、ベトナムに野生の2匹がいるものの、性別は分かっていないという。

 シャンハイハナスッポンは世界最大の淡水カメで、最大で全長1メートル、体重100キロにまで成長する。かつては主に、長江(揚子江、Yangtze River)など中国内陸部を流れる河川に生息していた。

【翻訳編集】AFPBB News