3月20日、女性が刺された東京家庭裁判所前で現場検証する捜査員ら=東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

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 東京都千代田区霞が関の東京家裁で、埼玉県所沢市元町の無職、ウィルソン香子(きょうこ)さん(31)が首を刃物で切られ殺害された事件で、警視庁組織犯罪対策2課は15日、殺人と銃刀法違反容疑で、離婚調停中の夫で米国籍の会社員、ウィルソン・ジェイコブ・スティーブン容疑者(32)=東京都板橋区小豆沢=を逮捕した。

 調べに対し、「弁護士から説明を受けてから答えます」と認否を留保している。

 逮捕容疑は3月20日、東京家裁1階の玄関で、香子さんの首を刃物で切りつけて殺害したなどとしている。ウィルソン容疑者は犯行当時、折りたたみ式ナイフ4本を所持していた。

 同課によると、東京家裁では事件後の同じ時間帯に、2人の離婚調停の協議が別々の部屋で行われる予定だった。ウィルソン容疑者が香子さんも来ることを知り、玄関付近で待ち伏せしていたとみられる。

 ウィルソン容疑者は事件直後に逃走し、約5分後に裁判所近くの日比谷公園内で警備員らに取り押さえられた。折りたたみ式ナイフで自分の両手首も刺しており、殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたが、入院のために一旦釈放された。組対2課が退院を待って逮捕した。