フェンシングをする人を模して作られたボックリアート=2019年4月6日、金剛山、坂東慎一郎撮影

写真拡大

 大阪と奈良の府県境にある金剛山(標高1125メートル)の登山道に、松ぼっくりで作った人形作品が「出現」している。

 インターネット上で「ボックリアート」と呼ばれ、山好きの間で話題に。ただ、作者が誰なのか、いつ置かれたのか、全部で何体あるのかは分からない。

 大阪府千早赤阪村と奈良県御所(ごせ)市を結ぶ旧国道309号上にある水越峠(みずこしとうげ)。近鉄富田林駅からバスで約30分、停留所近くの登山口から入る道にボックリアートはある。村役場は「道が安全に整備されていない」として推奨していないが、手つかずの自然が楽しめるルートとして登山者には人気の登山道だ。

 コケに覆われた切り株、倒木、岩場の側面……。ボックリアートは不意に現れる。サイズは全長3センチほど。自然に溶け込み、注意しながら歩かないと見落とすほど。記者が4月上旬に登った時には、フェンシングやカヌーにいそしむ人を模した作品が確認できた。複数の松ぼっくりを組み合わせ、小枝なども使って、その競技ならではの動きが繊細に再現されている。