シュポモティング【写真:Getty Images】

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話題の前代未聞のミス、ESPNが歴代ミス10選として投票実施、途中経過は…

 海外サッカーのフランスリーグ1部パリ・サンジェルマンのFWが味方のシュートをゴールライン上で止めてしまうという前代未聞のミスが話題を呼んでいるが、米スポーツ専門局「ESPN」は海外サッカーで起きた歴代ミス10選と合わせ、ファン投票を動画付きで実施。あろうことか、今回の一件が断トツの票を集めてしまっている。

 前代未聞のミスが起きたのは、7日(日本時間8日)のストラスブール戦だった。勝てばリーグ連覇が決まる大一番、1-1で迎えた前半28分だ。敵陣ペナルティエリア内の右から抜け出したMFヌクンクがGKとの1対1で浮き球でゴールを狙った。わずかにGKが触れたが、そのままゴール方向へ。カバーしたDFも触れず、味方は触っても触らなくてもゴールになるという状況だった。

 しかし、次の瞬間だ。カメルーン代表FWシュポモティングが中途半端な形で左足で触れてしまい、なんとボールはゴールライン上でストップ。自らはゴールネットに吸い込まれたが、ボールはゴールラインを割らず、すかさず相手DFがクリアしてしまったのだ。何が起きたのか理解できないスタジアムは騒然となり、実況は「アンビリーバブル!」と絶叫していた。

 海外メディアは実際のシーンを動画付きで公開。シュポモティング本人は呆然とした表情で、ベンチにいたフランス代表FWエムバペも信じられないといった表情だった。各国で大きく取り上げられる中、米スポーツ専門局「ESPN」は「投票:エリック・シュポモティングが見せたPSGでの壮大なミスは、これらチャンスを拒んだミスよりも酷い?」と題し、珍企画を組んだ。

本人が語った前代未聞のミスの理由は? 「すべては一瞬のうちに…」

 今回のプレーについては「シュポモティングは不可解なミスで、同僚の得点を拒んだ」と紹介した上で、今回と合わせて過去に起きた驚きのミス10本を公開。古くは1980年のケニー・ダルグリッシュ―マンチェスター・ユナイテッドの一戦から列挙し、読者にどのプレーが“ワースト”か呼びかけている。しかし、現在のところシュポモディングが断トツの支持を集めてしまっている。

「ESPN」の別の記事によると、本人は「最初にクリストファー(・ヌクンク)は僕にパスすると思ったんだよ。でも、彼はシュートした。そして、DFがそれを防ぐと思ったんだ」と語った上で「ボールに触るのに躊躇した。オフサイドかもしれないと思ったからね。すべては一瞬のうちに起きた。申し訳なく思うよ」と経緯について明かしたという。

 結局、2-2で引き分け、チームの優勝も次節に持ち越しとなってしまっただけに、シュポモティングのプレーが余計に印象に残ってしまった。(THE ANSWER編集部)