あす正午の関東の雨と雪の予想

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きょうの日中は、高気圧に覆われて晴れるところが多くなりそうです。北日本や北陸で降っている雨や雪も、昼頃までには止むでしょう。
ただ、夜になると西から天気が崩れ、あすにかけて九州や四国では局地的に非常に激しい雨が降って、大雨となるおそれがあります。また、あすの朝から雨雲のかかる関東地方では、内陸や山沿いでみぞれや雪となって、東京都内でも一時的に雪が降るかもしれません。

関東の4月の雪といえば、昭和最後の4月、1988年4月8日の大雪です。東京都心では前日から降っていた雨が雪に変わって、9センチの積雪を観測しました。開花して一週間ほどだった桜も、さぞかし寒かったことでしょう。このときは未明に都心で0度台まで気温が下がりましたが、今回は気温がそこまで低くはならないので、東京23区は雨の予想で、雪が降るのは多摩地方に限られそうです。とはいえ、都心でも雨の降っている間は5度から7度くらいと寒く、傘を持つ手がかじかみそうです。

(気象予報士・染井 明希子)