孫の誕生はめでたい。だが、両親や義両親は、嬉しさのあまり舞い上がり、親が煩わしい思いをする「孫フィーバー」も発生してしまうという。

ガールズちゃんねるに4月4日、「孫フィーバー被害者の会」というトピックが立った。トピ主の義両親は、出産入院時に毎日見舞いに来たり、頻繁にアポなしで訪問したりと、典型的な孫フィーバー状態にある。トピ主はそのせいでストレス過多に陥り、母乳が出なくなってしまった。義両親は「トピ主のことを気にかけている」というスタンスのため、"ご足労いただくこと"を断ったら、「親切を無下にするな、感謝の心を学びなさい」と逆ギレされたとも綴っている。(文:石川祐介)

「30年前に使ったボロボロの赤ちゃん服が届いた。今日のゴミの日に捨てたよ」


孫フィーバーに苦しむ人は少なくないようだ。

「ほんとに迷惑!インターホンの音に怯える日が来るとは思わなかった」
「予告無し訪問は勘弁してください 寝られてないのにおもてなしするの辛いです」
「そのうち終わると思って我慢してたけど3歳の今も終わらない」

育児に追われて自分の時間を持てないだけでも辛いのに、アポなしで義両親に訪問されては、親の休まる時間がなくなってしまう。子供がかわいくて仕方がないのか、「孫が懐いちゃってね〜」と自慢したいのか、友達を連れてくる姑もいたという。義両親だけでも手一杯なのに、義両親の友達という全くの赤の他人の相手までさせられたらストレスはすごそうだ。

また、孫フィーバーの被害は訪問だけに留まらない。

「9か月の娘がいるんだけど、2日に1回義母手作りの離乳食持ってきて食べさせてって言われてる。何入ってるかもわからんから捨ててるけどね」
「昨日、義実家から、30年前に使ったボロッボロの赤ちゃん服が届いたよ。大きいダンボールで。 今日のゴミの日に捨てたよ」

頼んでもいないのに、離乳食や衣服を持ってこられることもあるらしく、ドライな対応で乗り切っているという声が散見された。

しかし、「自分の親が孫フィーバーで、もう9年目に突入。未だに可愛いようで、すごい助かってます」という意見もある。子供を保育園に預けられなかったが働き続けたいと考える親にとって、自分の両親や義両親はありがたい存在なのは間違いない。お互いの気持ちを対等に話し合えれば良いのだが、丸く収まることは難しいだろう。