決勝点を奪ったジェフユナイテッド千葉FW佐藤寿人

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[4.3 J2第7節 千葉1-0琉球 フクアリ]

 J2は3日に第7節を開催し、フクダ電子アリーナでは19位のジェフユナイテッド千葉(1勝3分2敗)と首位のFC琉球(4勝2分)が対戦。前半34分にFW佐藤寿人の得点で先制した千葉が、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

 ホームの千葉は30日の第6節福岡戦(○1-0)から先発1人を入れ替え、佐藤寿らを先発起用。今季、18年ぶりに復帰した佐藤寿が、千葉のユニフォームを着てリーグ戦で先発するのは、01年4月14日のJ1リーグ1stステージ第5節横浜FM戦以来となる。一方、アウェーの琉球は第6節山口戦(△2-2)から先発2人を入れ替え、MF小松駿太、DF福井諒司らがスターティングメンバ―に名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からアウェーの琉球がフィニッシュまで持ち込む場面を作り出し、前半13分にはMF風間宏希のCKをDF増谷幸祐がヘディングで合わせるが、シュートはクロスバーを叩いて先制点を奪うには至らなかった。

 すると前半32分に千葉が好機を創出。右サイドのDFゲリアの折り返しをゴール前で受けたMF堀米勇輝が至近距離から狙うもGKカルバハルに阻まれ、こぼれ球に反応したDFエベルトのシュートも相手選手にブロックされた。だが同34分、堀米が右サイドから送ったクロスをファーサイドでフリーになったMF下平匠が折り返すと、中央の佐藤寿が滑り込みながら押し込み、千葉が先制に成功。佐藤寿の千葉での得点は01年3月31日のJ1リーグ1stステージ第3節柏戦以来、18年3日ぶりとなった。

 1-0と千葉がリードしたまま後半を迎えると、同7分に千葉が追加点のチャンスを迎えるが、堀米のCKからDF増嶋竜也が放ったヘディングシュートはカルバハルに弾き出されてしまう。1点のビハインドを背負う琉球は同11分にFW上門知樹に代えてMF河合秀人をピッチへと送り込む。さらに同31分にはFW和田凌、後半37分にはMF小泉佳穂を投入して状況を打開しようと試みたものの、最後まで琉球にゴールは生まれず。

 逃げ切った千葉が1-0の完封勝利。ホーム初勝利を収めて2連勝を飾った。一方、今季初黒星を喫した琉球は首位から陥落した。

(取材・文 折戸岳彦)