提供:週刊実話

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 主演映画『翔んで埼玉』が大ヒット中のロック歌手・GACKTに、再び自身が関与している仮想通貨「スピンドル」を巡る疑惑が報じられた。『週刊文春』4月4日号の記事によると、GACKTは2017年11月に大阪で十数人の出資者候補を集めてスピンドルについて熱弁をふるっていたという。そして自ら単なる広告塔ではなく、経営メンバーであると強調したとある。

 さらに、直前に送られた商談会の案内メールによれば、その時点で1コイン=12円だったスピンドルを、11月24日にごく一部に向けて1コイン=50円で売り出し、12月末には50円が4倍〜5倍になる予定だと記されていた。これについて聞かれたGACKTは「なる」と答え、「3倍から5倍になる」と付け加えて出資を募ったそうだ。

 この点を「インサイダー取引では?」という指摘に対してGACKTは「来年(2018年)の1月か2月にインサイダーが適用されるという話が今、回っています。1月か2月以降は言えないって。今は言える。」と説得していたという。

 しかし仮想通貨の売買・交換等を行う事業者は金融庁への登録が必要だが、スピンドルを発行しているブラックスター社はその登録をしていないため、資金決済法違反に当たる可能性もあると文春は報じている。

 この疑惑に対してネット上では、
《やっぱりそうだったんね》
《胡散臭いと思ってた(笑)》
《いつかこうなるだろうと思ったから飛んで埼玉は急いで見にに行ったんだよね》
《歌手っていうより変な胡散臭い人ってイメージしかないわ 捕まってもやっぱりなあという感じ》
 など、驚きもなく「予想通り」という声が多い。

 無登録についてブラックスター側は「他人に譲渡できない仮想通貨だから『2号仮想通貨』にあたらないので、業者登録は必要ない」と強弁しているが、そうなるとGACKTが出資を募るときに上場する前提として『お好きなところで売ってもらえれば』と話していると記事にある。しかも2017年12月26日に更新した自身のブログでも、売買を前提とした内容でスピンドルについてつづっている。そうなるとGACKTの発言とブラックスターの弁明に矛盾が生じてしまう。

 もしブラックスター社の弁明が通るならGACKTは、法律上の仮想通貨ではない上場しないスピンドルを「好きなときに売買できる」と言って買わせたということになり、詐欺罪が成立する可能性も出てくる。

 スピンドルはGACKTが動いたおかげか、総額約220憶の資金を調達したが程なく大暴落。GACKTはスピンドル疑惑について、2018年6月にブログで「アハハ!」と笑い飛ばしたが、今回はだんまり。果たしてGACKTが口を開くときは来るのだろうか。