31日に韓国外務省が公開した公電。中央下の1枚に「皇太子 訪韓問題」として村田良平外務事務次官の発言が記載されている(共同)

 【ソウル共同】1988年9月に当時の村田良平外務事務次官(故人)が韓国の李源京駐日大使に、皇太子さま(現在の天皇陛下)の速やかな韓国訪問の実現を「期待している」と述べたと、韓国政府の文書に記されていることが分かった。韓国外務省が31日、外交文書を公開した。

 日韓は当時、盧泰愚大統領の来日準備をしていた。李大使の韓国外務省への報告によると、村田次官は大統領の来日が実現すれば、竹下登首相との首脳会談で皇太子さまの訪韓問題を対外秘の議題として取り上げることも提案した。

 訪韓計画は86年に両政府が公式に検討したが、美智子さまの健康上の問題などを理由に見送られた。