冬ドラマの女優ベスト3。『3年A組』に出演した彼女もランクイン

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 毎週楽しみに観ていた冬ドラマが続々と最終回を迎え、一抹の寂しさを感じる今日この頃。

 今期は『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系列)で瑞々(みずみず)しい演技を見せた若手をはじめ、気になった女優さんがたくさんいて目移りしてしまったのですが、中でも新鮮な演技で心に残った人をドラマウォッチャー・林らいみが独断と偏見で選出。勝手に表彰してしまいます。

◆名演賞 土村芳『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』はすっぱな女の子っぷりが可愛らしい

 まず、『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(NHK総合)で主人公の友人・君島柚木を演じ、はすっぱな女の子っぷりが可愛らしかった土村芳に名演賞を。

 アラサーといういい歳ながら自らをファーストネームで呼び甘ったるい口調でしゃべる柚木は、普通なら「何だ、この子」と思うところですが、なぜかすごく可愛い。

 確かに美人さんではあるけれどベタベタのロリータ顔でもないのに、物語が進むほどにふわふわのマシュマロのように可愛く見えてしまいました。

 おかげで最後にゾンビに襲われたときの「えへへ、噛まれちゃった」の笑顔が胸に迫って悲しくて。

 そうかと思えば、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』では心に傷を抱えた女性教師をシリアスに演じていて、役の幅の広さを見せつけられました。さらにいろんな役を演じる彼女を見たいですね。

◆名演賞 岡田結実『私のおじさん〜WATAOJI〜』コミカルな芝居にキレの良さ

 バラエティ番組で活躍する岡田結実が『私のおじさん〜WATAOJI〜』(テレビ朝日系列)で連続ドラマ初主演。主人公の新人AD・一ノ瀬ひかりを演じた彼女は、失礼ながらちゃんと女優さんだったんだなぁと驚きました。

 おどおどしてヘラヘラしていて、いかにも仕事ができない甘ったれた表情。くっきりとした派手めの顔立ちなのにちゃんとダサくて、ドンくさい新人社員らしい雰囲気をしっかりまとっていました。

 何より、バラエティの現場で培われたものなのか、コミカルな芝居にキレの良さを感じました。テンションの高いはっちゃけた様子のシーンは、もはやお手のものというべきか。次回はシリアスな演技も期待。

◆最優秀名演賞 小芝風花『トクサツガガガ』圧倒的朝ドラヒロイン感あり

『トクサツガガガ』(NHK総合)で隠れ特撮オタクの主人公・仲村叶を魅力たっぷりに演じたのが小芝風花。

 妄想の世界を生きるオタクらしい口ぶりとともに、ときめいたり興奮したり我に返ったりとくるくる変わる表情が豊かで引き込まれる演技でした。

 最も印象的だったのは特撮嫌いの母親との対決シーン。勢いよくビンタをかまして、これまでの鬱憤を晴らすかのようにタンカを切ったときは、涙を溜めた目に力があってグッときました。

 その佇(たたず)まいに朝ドラヒロイン的存在感を感じたのは私だけでしょうか。清楚かつ華やかで安定した演技力があり、見ていて飽きない女優さんです。

 この冬、あなたを魅了したベストアクトレスも選んでみては?

<文/林らいみ>