山本議員が「売国条約」というやや強い表現を用いたのは事実だが、閣僚たちの論点ずらしや時間稼ぎは一切注意せず、山本議員の発言だけを問題視する金子委員長。
 午前の山本議員の言葉を借りれば、「官邸の下請け」としての職責を全うする姿勢は終始一貫している。

 そして、質問に全く答えなかった河野外相と安倍総理。

 日米地位協定に関しては、昨年11月に共産党・小池晃議員も議題に挙げ、日米地位協定の改定を提案しているが、この際も安倍総理と河野外相は質問に全く答えず、論点ずらしに終始した。その分析結果は以下の動画で確認できる。

 現政権の閣僚が質問に全く答えようとしないため、なかなか議論は進まないが、山本太郎議員がこれまであまり触れられることの無かった密約の問題を取り上げ、正面から問題提起したことは大きな意味があると考えられる。

<文・図版・動画作成/犬飼淳 TwitterID/@jun21101016>

いぬかいじゅん●サラリーマンとして勤務する傍ら、自身のnoteで政治に関するさまざまな論考を発表。党首討論での安倍首相の答弁を色付きでわかりやすく分析した「信号無視話法」などがSNSで話題に。最近は「赤黄青で国会ウォッチ」と題して、Youtube動画で国会答弁の視覚化に取り組む。
 犬飼淳氏の(note)では数多くの答弁を「信号無視話法」などを駆使して視覚化している。また、同様にYouTubeチャンネル(日本語版/英語版)でも国会答弁の視覚化を行い、全世界に向けて発信している