参議院インターネット審議中継より

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 自由党共同代表・山本太郎参議院議員は3月18日、参議院予算委員会で午前と午後にわたって、辺野古の新基地建設をめぐって、日米地位協定や密約について安倍総理を始めとする閣僚らに質問した。

 本記事では、午前に続いて、午後の終盤4分間の質疑を取り上げ、その回答を信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で直感的に視覚化していく。

◆「密約の方程式」

 午後の質疑を理解する上で、必要となる情報をお伝えしたい。

 ノンフィクション作家の矢部宏治氏によれば、日米の関係において『密約』というのが重要な意味を持っており、そこには下記のような「密約の方程式」とも言えるものがあるのだという。

古くて都合の悪い取り決め= 新しくて見かけの良い取り決め+ 密約

 これが例えば、「地位協定」の場合は、

日米行政協定=日米地位協定+密約

 安倍総理の祖父・岸信介元総理が「対等な日米関係を目指す」という建前で1960年に締結した日米地位協定。しかし、その裏で日米間では密約が結ばれ、基地権(米軍が日本の国土全体を自由に使用できる)や裁判権(米軍関係者を日本の法律で裁けない)など日本に不利な取り決めが今日に至るまで継続しているというのだ。

 密約文書については、裁判権放棄などの密約文書が機密解除された複数の英公文書などで明らかになるなど、実在するもので、たびたび問題視されてきたものだ。(参照:”裁判権放棄 米以外とも密約 53年に政府、英・豪などに適用” 東京新聞)

 なお、この文書については山本太郎議員が自身のウェブサイトで質疑の模様とともに公開しているのでそちらをご覧いただきたい。

 こうした「密約」について、山本議員は質問をぶつけたのである。

◆河野外相も安倍総理も真っ赤!

 河野太郎外相と安倍晋三総理の回答を集計した結果、このようになった。

<色別集計・結果>
●河野太郎外相:赤信号60% 黄信号35% 青信号0% 地の色5%
●安倍晋三総理:赤信号78% 黄信号11% 青信号0% 地の色11%

 2人とも大半が赤信号で、青信号はゼロ。つまり、質問には一切答えていない。
 いったいどのような質疑だったのか詳しく見ていきたい。

◆密約問題に正面から切り込んだ山本太郎議員

 午後の質疑の終盤、密約の方程式について山本議員は正面から切り込む。

山本議員:
「つまり、新しい地位協定、文言変わるけど、前の行政協定のまんまだからねって話なんですね。行政協定イコール地位協定だよってことです。
アメリカでは絶対にできない、絶対にできない市街地上空での米軍機の訓練飛行、小学校、幼稚園に窓枠などの危険物を落下させても、何もなかったようにすぐ訓練飛行を再開させる米軍、それに抗議できない日本、止められない日本、なぜですか。米軍機が学校、保育園の上を飛ぶたびに、運動場で遊んでいた子供たち、校舎に避難しなければならないような生活、普通ですか。アメリカ国内ではやれない訓練、なぜ米軍は日本でできるんですか。

 総理、辺野古の建設に幾ら沖縄県民が反対しても、日本政府がその声を受け止められない本当の理由、又は総理が北方領土交渉において25回会談しても何一つ交渉を進展させられない本当の理由、それ、おじい様がひそかに結んだ先ほどの基地権密約、米軍の日本国内での行動に日本側が歯止め掛けられない密約にあるんですよ。

 おじい様の結んだこの密約、根本から見直して破棄する、米軍の行動を日本がきちんとコントロールできるようにする、日本国首相として沖縄県民の民意に応えて、また軍事主権を持つ独立国の首相として堂々と北方領土交渉、返還交渉に臨む。やっていただけませんか、総理」