イスラエルが併合を宣言したゴラン高原に設置されたエルサレム、ヨルダンの首都アンマン、イラクの首都バグダッド、シリアの首都ダマスカスへの方向を示す標識と、イスラエル兵の人型看板(2019年1月20日撮影)。(c) JALAA MAREY / AFP

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【AFP=時事】イスラエル外務省によると、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は25日、米首都ワシントンでのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相との会談の席で、ゴラン高原(Golan Heights)に対するイスラエルの主権を認める文書に署名する見通しだ。

 イスラエル・カッツ(Yisrael Katz)外相代理は24日、ツイッター(Twitter)への投稿で、「トランプ大統領はあす、ネタニヤフ首相同席の場で、ゴラン高原の主権をイスラエルに認める文書に署名する」と明らかにした。

 ゴラン高原はイスラエルが1967年の第3次中東戦争(Six-Day War)でシリアから奪った占領地で、戦略上の要衝。イスラエルは1981年に併合を宣言したが、国際社会は認めていない。

 トランプ氏は21日、ゴラン高原の主権がイスラエルにあることを米政府は認めるべきだとツイッターに投稿し、シリアや中東諸国、フランスなどから国際法違反だと批判を浴びている。ただ、実際に承認手続きを行うのか、また行うとしたらいつ承認するのかについては、明らかにしていなかった。

 ネタニヤフ首相は長年にわたりゴラン高原のイスラエル帰属を認めるよう働き掛けており、今回のトランプ氏の表明は、4月9日に総選挙を控えたネタニヤフ氏への贈り物のようなものだと多くの専門家が指摘している。

【翻訳編集】AFPBB News