ネット上で指摘されている地図部分(グーグルマップより)

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米グーグル社が提供している地図サービス「グーグルマップ」の内容が変化したことをめぐり、ネット上では戸惑いの声が相次いでいる。

グーグルマップの変わりぶりについて、ネット上では「ゼンリンと提携解消したのでは」との指摘も上がっている。J-CASTニュース編集部がゼンリンに質問をぶつけた。

「山陰が湖」に? 新しくなった影響か

グーグルマップに関する戸惑い声は、2019年3月21日夜ごろからツイッター上で出始めた。ユーザーは地図の写真を投稿し、それぞれ

「細い道なんかがごっそり消えてしまっている」
「我がマンションの駐車場が道になってた」
「背景地図としてのバス停表示が消えたように見える」

などと地図の変わりぶりをめぐって戸惑いの声を寄せていた。ネット上ではほかにも、新しくなったグーグルマップと絡め、山陰になっている部分を誤認識して謎の湖ができているという趣旨の指摘も上がっていた。

グーグルは6日、「日本の Google マップが変わります!(近日公開予定)」と題したブログ記事で、「新しい地図を開発した」などと発表。新しい地図では「わかりやすい徒歩ナビゲーション、そして今後数ヶ月の間にはより便利な乗換案内やダウンロード可能なオフラインマップなどの機能が加わります」などと新機能の説明をしている。

ゼンリン広報担当「お答えできかねる」

一方、あるユーザーからは、「GoogleMapsの著作権表示」について、「以前はスケールに応じて『ゼンリン』と入っていた気がするが、今はない」と指摘する声も上がっていたほか、「Googleマップがゼンリンと契約解消?」と推測する声もあった。

ゼンリンの総合企画室広報担当は22日、J-CASTニュース編集部の電話取材に対し、「契約関係のことに関しては2社間の契約になりますので。詳細なことはお答えできかねる」などと述べるにとどめた。インターネットの配信を担当している子会社ゼンリンデータコムが、2005年からグーグル側に地図情報の提供を開始していたというが、「解消したかとか、契約の有無に関してもお答えできない」と話していた。

ゼンリンの公式ツイッターアカウントでは22日9時ごろ、「おはようございます(絵文字)界隈のTLが大変にぎやかですね...今日も1日がんばっていきましょう(絵文字)」とつぶやいていた。