ピエール瀧容疑者 妻と飲食店の夢…事件で砕かれた夫婦計画

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3月12日にコカインを摂取したとして逮捕されたピエール瀧容疑者(51)。彼の自宅は東京・世田谷にある。近所の住人は言う。

「ピエールさんは芸能人ということを鼻にかけるわけでもなく、本当に気さくな人なんです。よく奥さんとお嬢ちゃんを連れて家族3人で外出している姿をお見かけしました。今日は家族でどこそこの花火大会を観に行ってきました、なんて嬉しそうに話してくださっていたのに……」

テクノバンド『電気グルーヴ』で人気を博した瀧容疑者、’00年代以降は、俳優やMCとしての活動も広げていった。NHK関係者は言う。

「撮影現場でも人当たりがよく、共演者だけではなくスタッフとも積極的にコミュニケーションをとるので、監督やプロデューサーからも“ウケがいい”俳優さんでした。家族の話をほとんどしない俳優さんも多いなかで、瀧さんはよく嬉しそうに娘さんの話をしていましたね」

妻・A子さんとは俳優の仕事も増えてきたころの’02年に結婚。その3年後には長女にも恵まれた。そして’07年には、世田谷に一軒家を新築。約30坪の土地で延べ床面積140平米の物件だ。付近の不動産業者によれば1億5千万円ほどの評価額だという。

それにしてもなぜ仕事関係者のみならず、家族さえも使用に気づかなかったか? 自らのドラッグ体験をまとめた著書もある作家の石丸元章さんは言う。

「覚せい剤と比べて効いている時間が短いということは、日常生活への影響も少ないということ。だから使用を気づかれにくいし、依存から抜け出すのも大変なのです。使用するとテンションが上がりますからピエール瀧さんは大きなイベント、ライブ、トークショーなどの前に使っていたのではないでしょうか。例えば“元気のいい男”なんかを演じる場合、気持ちをアップさせることもできます」

瀧容疑者の自宅付近にある商店街の店主は語る。

「損害賠償請求でご自宅を売却しなければいけないのではないかという記事を読みました。実は瀧さんは奥さんといっしょに、何年も前からこのあたりで飲食店をオープンすることを計画していて、ようやく店舗のめぼしもついたばかりだったそうです。でも事件で開店は難しくなってしまいましたね」

夫の逮捕により、妻・A子さんの数年来の夢も打ち砕かれてしまった。