福山雅治が、3月16日放送の『福山雅治 福のラジオ』(TOKYO FM)で、デビュー前の秘話を明かした。

 1990年3月21日にシングル『追憶の雨の中』でデビューし、間もなく29年目に突入する福山。構成作家の今浪祐介氏が「福山雅治名義の前がありましたよね」と言い出すと、福山は「Mr.Clarinet(ミスタークラリネット)のこと言ってるんですか?」と応える。

 続いて「覆面ですよ。何のためにあんなことをしていたのか、いまだにわからない。名義を変えて謎のバンド活動をしていたのもありましたけど、もう忘れてください」と苦笑していた。

 過去にも同名義に触れたことがある福山。2016年9月25日に行われたライブ『福山雅治BROS.25周年記念イベント「WE’RE BROS.大祭 in TOKYO DOME」』で25年の歩みを紹介。

 その中で、デビューの半年前に名前を伏せてMr.Clarinetとして渋谷eggmanでライブを開催したことを明かした。スクリーンに字幕で「当時まだ誰にも知られていなかったのに、あえて名前を伏せる必要があったのか?」というツッコミが流れた。

 さらにデビュー後の同年5月4日、福山として同会場でライブを行った後に、5月12日にもMr.Clarinetとしてライブを行ったという。

 2009年2月4日放送の『福山雅治 魂のラジオ』(ニッポン放送)では、デビュー当時の福山の雑誌インタビューなどを紹介。「大人になったら何になりたい?」の質問に、かつて福山は「ろくでなし」と答えていたことが明かされた。

 中学時代に友人とバンドを結成しているが、当時は「不死鳥(フェニックス)」というバンド名だったことを2014年3月21日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で語っている。

 50歳の誕生日だった2月6日には、ライブ・アルバム『DOUBLE ENCORE』を発売。俳優としてはドラマ『集団左遷!!』(TBS系)が4月21日からスタートする。「天命を知る」という50歳を迎え、さらに円熟味を増していきそうだ。