萩野公介

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 リオ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(24=ブリヂストン)が15日、世界選手権(7月、韓国)代表選考を兼ねた日本選手権(4月2日〜、東京辰巳国際水泳場)を欠場するとマネジメント会社が発表した。萩野は同社を通じ「自分が『こうありたい』という理想と現実の結果の差が少しずつ自分の中で開いていき、モチベーションを保つことがきつくなっていきました」と心境を吐露した。

 先月のコナミオープンで精彩を欠き、原因不明の不振に悩んだ萩野は、その後のスペイン高地合宿も参加を見送った。国内で調整を続けていたが、日本選手権の欠場で自動的に世界選手権にも出場できないという重いものとなった。

 日本水連は世界選手権で金メダルを獲得した選手を2020年東京五輪の代表に内定することを決めている。萩野が東京五輪に出場するチャンスがあるとすれば、来年の日本選手権で大復活を遂げるしかない。

「今は競技に正面から向き合える気持ちではない」という萩野に対し、この日、スペイン高地合宿から帰国した日本代表の平井伯昌コーチ(55)は「今は立ち止まって自分を見つめ直すことが必要。危機的な状況だが、どうプラスに変えられるか話し合って解決策を考えたい」と述べた。

 東京五輪に向けては女子のエース、池江璃花子(18=ルネサンス)が白血病を公表して闘病中。13日に自身のSNSに「まだまだ諦めないぞー!!」と投稿し五輪出場への変わらぬ決意を示したが、男子エースの萩野まで戦線離脱となれば日本競泳界にとっても大きな痛手だ。

 個人メドレーの第一人者に訪れた危機。「和製フェルプス」の異名を取った男の復活が待たれる。