巨大スクリーン真横で花火がドカン!「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」が今年もやってくる!

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暖かい陽気になり、イベントへの参戦や旅行の計画も楽しみになってくるこの季節。そんな春から夏にかけて、ユニークな映画祭が地方でも開催され、各地でにぎわいを見せている。すっかり国民的人気を得た『カメラを止めるな!』(17)や、スマッシュヒットで話題の『岬の兄妹』(公開中)も、地方映画祭で上映されて反響のあったタイトルだ。話題作の先取りはもちろん、海辺や山間部でのレジャーも楽しめる映画祭まで…そんな個性あふれる地方映画祭を紹介しよう!

【画像を見る】森の中での野外上映が幻想的…“非日常感”あふれる湖畔の映画祭<画像26点>

■ 春の沖縄にスターが集結!“映画×音楽×お笑い”の「島ぜんぶでおーきな祭」

09年に“沖縄国際映画祭”としてスタートし、15年から名称を変えつつも、いまや沖縄の春の風物詩となっている“島ぜんぶでおーきな祭”。映画だけでなく音楽、お笑い、ダンスにアート…と幅広いジャンルのイベントが充実し、毎年大盛況だ。美しい海辺に特設ステージが組まれ、街中に敷かれたレッドカーペットにスターが集まる様子は、なんとも華やか!

第11回となる今年は、昨年亡くなった樹木希林が企画から携わった『エリカ38』(6月7日公開)や、ガレッジセール・ゴリが本名の照屋年之名義でメガホンをとった『洗骨』(18)と、そのオリジナル版である短編『born、bone、墓音。』(16)を共に上映。そのほか9月20日(金)公開の『おいしい家族』や来年公開の『酔うと化け物になる父がつらい』など、先行上映作品も多数あり、思わず沖縄まで駆けつけたくなってしまう。

■ 厳選60作品がズラリ!33年の歴史を歩む「高崎映画祭」

その年の日本映画から優れた作品や監督、俳優たちを表彰する授賞式や、そのほか邦画、洋画それぞれから選りすぐりの作品を上映している高崎映画祭。今年は3月23日(土)から16日間に渡って開催され、その上映作品数は合計60タイトル!映画の撮影に協力的な街として映画業界から注目される群馬県高崎市で開かれる、街を挙げた一大イベントだ。

今年が第33回とあって、長い歴史の中で培われた高崎映画祭のセレクションには、映画好きが膝を打つような良作がそろう。かつて同映画祭で主要賞を獲得した塚本晋也監督が『斬、』(18)で最優秀作品賞に、大林宣彦監督が『花筐/HANAGATAMI』(17)で特別大賞に選ばれていることも今年の大きな特徴。また新進監督グランプリに輝く『鈴木家の嘘』(18)の野尻克己監督 と『かぞくへ』(16) の春本雄二郎監督のほか、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(17)からは最優秀新人女優賞をそろって獲得した南沙良、蒔田彩珠も3月24日(日)の授賞式に来場予定なので、高崎の街がいつにも増してにぎわいそうだ。

■ “若手クリエイターの登竜門”として中野量太らヒットメーカーを輩出する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」

海外の長編、国内の長編と、短編に分かれてコンペティション部門を設け、毎年7月に埼玉県川口市で開催されるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。昨年は98の国と地域から800を超える応募作が集まった。国内コンペでは、現在劇場公開中で満席回も相次ぐ『岬の兄妹』が優秀作品賞と観客賞をW受賞した。仕事を解雇された兄が知的障がいの妹に売春を斡旋する…というショッキングな題材ながらも、登場人物たちの愛くるしさや感情の機微を巧みに映し出した新人監督・片山慎三。過去に同映画祭で受賞経験のある白石和彌監督(『孤狼の血』)、中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)らの活躍に続き、片山監督の今後にも期待が寄せられている。

『岬の兄妹』は昨年より始まった「“最速・最短”全国劇場公開プロジェクト」にも選出されている。珠玉の作品を開催地・川口のみならず全国に広める取り組みとあって、今後さらなる刺激的な才能が集まることだろう。そのほか国際コンペ作品からは海外ゲストも充実。7月13日(土)の開催に向けて目下作品選定中とのことで、ラインナップ発表が待ち遠しい。

■ のびのび遊び放題の映画フェス!本栖湖キャンプ場に注目のインディーズ映画が集う「湖畔の映画祭」

山梨県は富士山のふもと、本栖湖そばのキャンプ場でオールナイト上映が行われる“富士 湖畔の映画祭”。大自然の中に特設スクリーンとフードブースが設置され、昼はライブを聴くもよし、夜は映画を見るもよし。食べて飲んで遊んで寝られる自由で開放的な空間が広がる。

ラインナップはインディーズ映画が中心で、昨年は『カメラを止めるな!』の上映もあって注目度が高まった。中には商業映画では決してできない先鋭的で過激な作品も…!?そんなNOルールで発想力豊かな作品を屋外のゆったりした空間で堪能した後には、上映作品のゲストたちを交えた宴が楽しめるのも大きな持ち味。今年は7月26日(金)より開催、3月15日からコンペ部門の作品募集がスタートしたばかりなので、観客としてだけでなくクリエーターとしてのスクリーンデビューも夢じゃないかも?(Movie Walker・文/トライワークス)