チリのサンティアゴで、地球温暖化対策を求めてデモに参加する若者たち(2019年3月15日撮影)。(c)Martin BERNETTI / AFP

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【AFP=時事】各国の指導者に地球温暖化対策を求める若者たちが15日、授業を欠席し、世界一斉デモに参加するため通りに繰り出した。世界全体で100万人以上が参加したとみられる。

 この抗議行動はスウェーデンの高校生で環境活動家のグレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)の呼び掛けに触発されたもので、主催者は世界100か国以上でのデモを呼び掛けていた。

 トゥンベリさんは時間がないと警鐘を鳴らし、「私たちは、数十年間にわたって無視されてきた存在に関わる危機の中を生きている。私たちが今、行動を起こさなければ間に合わないかもしれない」と公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)に語った。

 デモを主催した「ユース・フォー・クライメート(Youth For Climate)」などの団体や各地のAFP記者の推計よると、世界中で100万人以上が参加。気候変動対策を求める運動組織「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays for Future)」は、ドイツだけでも30万人以上の若者が抗議行動に参加したと述べた。

 国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、この活動に強い支持を表しており、英紙ガーディアン(Guardian)への寄稿で「野心的な活動なくしては、パリ合意は無意味になる」と指摘した。

 グテレス氏はまた、世界各国の首脳に対し、温室効果ガス排出量を今後10年でを45%削減し、2050年までに実質的にゼロにできるよう、2020年までに排出量を大幅に減らす「具体的で現実的な計画」を用意した上で、9月に米ニューヨークで開かれる国連気候サミット(UN Climate Action Summit)に参加するよう呼び掛けた。

【翻訳編集】AFPBB News