「毒親育ちの女性」が幸せになるコツ
こんにちは! ずんずんです。
社会人になって早幾年…… 私が実家を出てひとり暮らしをはじめたとき、毎週母から電話がかかってきていたんですよね。
その電話に出て、話した後電話を切ると、いつもどんよりとした気分になって、ひどいときは一晩中泣いていました。いつも母が私を否定するようなことばかり言ってきたからです。
そんな親からの電話は出なければいいじゃないと思う方もいらっしゃると思いますが、それが当時の私にはなぜだかできなかったんです。
電話に出ないと何か恐ろしいことが起きると信じていたのです。
私が「毒親」という言葉を知ったのはそれからしばらくしてからのことでした。
■毒親とは
「毒親」って言葉を聞くとドキッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。それとは逆に「毒親」ってなんやねん? という方もいらっしゃるかもしれません。
毒親には色々な定義がありますが、ここでいう毒親とは「子どもの人生を支配しようとする親」のことを指します。
親が子を支配する方法はいくらでもあります。子どものやることなすことを否定したり、「お前のためにこれだけしてやったのに」と脅すように罪悪感を刺激したり……。
そうしていると、知らず知らずのうちに子どもは親の言いなりになるよう育ってしまうのです。
大人になっても「親の目」を過剰に気にしているとしたら、もしかしたらあなたの親御さんは「毒親」なのかもしれませんよ?
■毒親育ちの女性の特徴
実家を離れた私でも、常に「親の目」といいますか「母の影」に怯えていました。いつも母が何か自分に危害を加えてくると、脅迫じみた感じで怯えていたんですね。
何をするのも不安で焦って、ひと言で表せば、非常に息苦しい毎日を送っていたのです。
毒親育ちの女性は、常に息苦しい思いをしているはずです。
ほかにも、毒親育ちの女性に共通する特徴を挙げてみたいと思います。
◇毒親育ちあるある。毒親育ち女性の特徴
☆自分に自信がない
毒親育ちの女性は、何かやろうとしても「私には無理だ……」とまず考えがちです。
それまで何をしても親から否定されて、褒めてもらってこともなかったので、自分の中の自信が育たなかった、かつ、もともとあった自信も少しずつ削ぎ落とされてきたからです。
何をするにも失敗する悪い予想が先走って、転職や恋愛にも及び腰になってしまうのが特徴のひとつです。
☆人と比べてしまう
「人ができて、自分ができないこと」に非常に敏感です。
オフィスでも「あの人に比べて私は……」と考えて落ち込むことも多いです。
小さいころから親に「〇〇ちゃんに比べてあなたは……」と比べてられてきたのが原因です。
兄弟といつも比べられてきた人もいるでしょう。
☆楽しむことに罪悪感がある
子どもが楽しそうにしていたら、毒親は嫉妬して不機嫌になることが多いです。
そうやって育った人は、好きなことを思い切り楽しむことに抵抗感があります。
楽しんだあとも「こんなことやっていいのかな……」となんとなく罪悪感を覚えて、十分に楽しめません。
☆がんばりすぎて無気力
毒親育ちの女性は、仕事を振られるとがんばりすぎてしまいます。
がんばりすぎて週末はぐったり……。何をするにも億劫で、週末は人の誘いも断って、家事もせず、長時間眠り続けてしまうことも多いです。
人の期待には(自分が嫌でも)全力で応える、という習慣が身についてしまっているからです。
◇毒親育ち女性の恋愛
自分に自信がないため、恋愛も大変です。
「私でいいの?」と感じたり「この人でいいのかな?」とわからなくなったりで、心の中はいつも大忙しです。
毒親育ちの女性ならではの恋愛傾向を挙げてみたいと思います。
☆恋人に対して不安感が強い
せっかく恋人ができても毒親育ちの女性はすぐに「いつか捨てられるんじゃないか」と考えてしまいます。いつも不安でしょうがありません。
「自分に自信がないからいつもこんなことを考えてしまうんだ」と思いがちですが、実は相手のことを信用していないのが一番の理由のような気がします。
☆彼氏に意見が言えない
これは恋愛関係に限りませんが、毒親育ちの女性はなかなか自分の意見が言えません。
何か嫌なことがあると、いつも押し黙って「察してほしい」と不機嫌になります。
それが溜まりに溜まって、爆発して大喧嘩になって別れる……を繰り返してしまうのです。
☆大事にしてくれない相手を選ぶ
不思議なことに毒親育ちの女性は自分を大切にしてくれない相手を選んでは別れ、選んでは別れを繰り返してしまいます。
小さいころから大事にされないことに慣れてしまい、大事にしてくれない相手を選んでも「おかしいな?」と気づくことができないのです。
■毒親育ち女性が生きづらい理由
毒親育ちの女性は常に「親の期待」に応えようとしてがんばりすぎてしまいます。親の期待とは「親が望むようないい子である」ことです。
毒親のいう「いい子」とは、多くの場合、いい大学に入っていい会社に就職して、結婚して、子どもを産むこと、でした。
しかし、それは親の世代の価値観です。
価値観や生き方の多様化するこの世界では、その幸せが子どもの幸せとは限りません。
しかし、毒親育ちの女性は、その期待に応えようと全力で取り組みます。そして、ぞのズレに疲弊してしまうのです。
親が自分たちに望んでいる期待に応えられなくても、私たちは私たち自身で幸せを作り出していかなければいけません。
毒親育ちは、そのことにもなかなか気づけずに生きづらさばかりを抱えてしまうのです。
毒親育ちの女性へ。幸せになるには
もう毒親はそばにおらず、指示してきたとしても大人の私たちはそれを無視することができます。
選択権は自分たちにあり、どんなことが幸せかは自分で決める権利があります。
子ども時代に、親はあなたの満足するものをくれなかったかもしれません。
ほかの家庭と自分の家庭を比べて「どうして自分のところはちがうんだろう?」と悩んだこともあるでしょう。
自分が何か欠けている不完全な存在だと考えたこともあるかもしれません。
残念ですが、その心の穴を埋めようと、外に何かを求めても何も見つかりません。
どんなときも答えは自分の中にあります。
まずは親から離れて、堂々と自分を表現できるようになりましょう。
嫌なものは嫌と言い、好きなものは好きと言い、大事にしてくれない人からは離れ、大事にしてくれる人とだけすごすようにしていきましょう。
いつだって、一番シンプルなことに幸せになるヒントがあります。
奪い続けてきた親はもういない
毒親育ちの女性は、常に親に奪われ続けてきました。奪われてきたのは精神的な何かかもしれませんし、金銭的な何かかもしれませんし、時間かもしれません。
自分が幸せになってしまうと親がしてきたことが肯定されてしまうと考える人もいます。でも自分を傷つけても何の意味があるのでしょうか?
もう大人になり、幸せを選ぶ権利は自分にあるのです。奪う者はいません。
奪われ続けてきたというなら、今度は誰かと作り続けてください。誰かと作りあげた繋がりがきっとあなたを今より強くしてくれるはずです。
がんばっていきましょう!
(ずんずん)
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