舞台挨拶に立った山崎光、草なぎ剛ら

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 直木賞作家・西加奈子の小説を映画化した「まく子」の公開記念舞台挨拶が3月16日、東京・テアトル新宿で行われ、主演を務めた山崎光をはじめ、新音、須藤理彩、草なぎ剛、鶴岡慧子監督が登壇した。

 小さな温泉街に住む小学5年生の慧(山崎)が、不思議な転入生・コズエ(新音)との出会いを通して、成長をとげる。3月15日に全国46スクリーンで封切り。西氏の小説が映画化されるのは、「きいろいゾウ円卓」「こっこ、ひと夏のイマジン」に続き、3作目となる。

 本作で初主演を飾る山崎は「とても大事な作品で、これからの俳優人生の糧になった」と誇らしげ。公開日に中学校を卒業したといい、「4月から高校生になるので、笑顔をまきながら、みんなと仲良くやっていきたい」と抱負を語ると、慧の“ダメ父”を演じた草なぎは「卒業おめでとう」と祝福し、「僕のほうが全然年上だけど、山崎くんから学ぶことがたくさんあった。すばらしい才能をお持ちだし、これからもご一緒できれば。お互いにライバルだからね」とエールをおくった。

 ヒロイン役で2度目の映画出演となる新音は「ぜひ、この作品で温かさを感じてもらえれば。おばあちゃんが映画を見て、泣いたと言ってくれたので、これからも女優というお仕事を通して、感動をまいていきたい」と背筋を伸ばした。また、慧の母親を演じた須藤は「思春期の男の子は(接し方が)難しいなと思いました。でも、かあちゃんのことを心配する慧の表情にはキュンときました」と話していた。

 長編第1作「くじらのまち」が国内外で高く評価された新鋭・鶴岡監督は、「声が震えちゃう」と映画の船出に緊張しきり。それでも「今の私は、この映画が公開されたということで、すべてが形成されています。たくさんの皆さんに届くことを祈っています」と熱くアピールしていた。