公開作が続々と控える、俳優の甲斐翔真さん。甲斐さんは、永野芽郁さん&北村匠海さんがW主演を務める映画『君は月夜に光り輝く』(3月15日公開)に出演しています。


出典: © 2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会

不治の病・発光病を患い“余命ゼロ”で入院中の渡良瀬まみず(永野さん)と、同級生の岡田卓也(北村さん)との交流を通し、ふたりが惹かれ合う姿が描かれます。

『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が手掛けた本作において、ふたりのクラスメイトとして、複雑な感情を潜ませる香山彰を等身大で演じた甲斐さん。


出典: NOSH(ナッシュ)

NOSHでは、甲斐さんに単独ロングインタビューを実施、『君は月夜に光り輝く』(通称『君月』)での貴重な経験について、共演した永野さん&北村さんとのエピソードも交えて、教えていただきました。


出典: NOSH(ナッシュ)

Q:試写を御覧になった感想から伺えますか?

甲斐翔真(以下、甲斐):『君月』は死を題材にしているので、どうしても「感動のラスト!」みたいな感じかな……と思いがちですけど、すごく自然でした。

まみずのかかっている発光病という病気は現実にはないものだと知っているのに、それすらありそうに見えてくるくらい、「実話なんじゃないか」と思わせてくれる演技で。芽郁ちゃんや匠海くんのお芝居が本当に素晴らしかったです。

Q:不自然さがなく、本当にどっぷりと世界観に浸れる作品ですよね。

甲斐:そうですよね、全然くどくなかったですし。例えば、漫画原作の映画化だったりすると、ビジュアルを守らないといけなかったり、非現実的なほどキャラクターが濃くなってしまったりすることもあるじゃないですか。『君月』には一切なくて、世の中のどこかで起きているであろうストーリーを切り取った、という気がしたんです。スッと胸に入ってくるような作品でした。


出典: NOSH(ナッシュ)

Q:ご自身の出番については、どういう感想を持ちましたか?

甲斐:いやあ……、僕のお芝居がどうだったかは、お客さんに託したいというのが本音です。自分としては、朝ドラ(『半分、青い。』)を見ていたから芽郁ちゃんと自分が一緒のシーンに出ていると、「鈴愛(※永野さんの役名)とお芝居している!」と不思議に思ったりして(笑)。

匠海くんに関しても、『キミスイ』(映画『君の膵臓をたべたい』)を観ていたから、「あ、一緒に出ている……!」という感じでした(笑)。本当にスクリーンの中に入っているんだな、と出来上がった作品を観て実感しました。

Q:甲斐さんは、これまで様々な方と共演されているので、そういう気持ちになるとは意外です。同世代だからですか?

甲斐:そうですね、大きいと思います。芽郁ちゃんは、本当に大人っぽいですけど僕の2個下なんですよね。いまだに信じられないくらい。すごいよなあ……。今でも覚えていますけど、『君月』クランクインの日に「大丈夫かな?私、40代をやっていたから急に高校生できないかもしれない!」と芽郁ちゃんが言っていて(笑)。もちろんできていましたけど!


出典: NOSH(ナッシュ)

Q:前回ご登場いただいた『もぐもぐ男子』でも、本作について語っていただきましたが(https://nosh.media/archives/2854031)、特に大変だったところはありましたか?

甲斐:僕が演じた香山は、繊細でわかりづらいキャラクターなんです。香山のお兄さんも、まみずと同じ発光病で亡くなっているからこそ、香山はどんな病気かをよく知っている。喜怒哀楽がストレスになって悪化することもわかっているので、香山はストレスをかけないために、まみずを好きな気持ちを抑えて、会いにも行けず、告白もできなくなった、という繊細な人物です。告白しないことを病気のせいにしている部分もあるかもしれないので、結構複雑だったことを表現するのが大変だった点でした。

Q:そんな香山が、変化を迎える場面もありましたね。

甲斐:あります。自分が思うことをしっかりとぶつけるという勇気を振り絞った作業なので、めちゃくちゃ一歩踏み出した場面でした。たぶん香山は卓也に感化されて「俺も好きなことをやろう」となっていったんじゃないのかなと思うんです。シャイな部分もありながら、内にある情熱的な部分をぶつけられて消化できた感覚でした。

Q:かなり試行錯誤を重ねた役でしたか?

甲斐:いろいろ大変でした……。役作りのときに「どうしたらいいんだろう」と思いましたし。死に直面した経験がないので、死の感情は作り出すことは難しいじゃないですか。


出典: NOSH(ナッシュ)

Q:月川監督からヒントを得ることも?

甲斐:死に対する考え方については、聞かなかったです。経験する以外ないと思ったので。役者として演じないといけないので、想像して、張り巡らせて……。

とはいえ、まみずの死にそうなお芝居が、またうまいんです。お葬式のシーンでは「本当に死んじゃったんだ……」と思ってしまったくらいで、共演者やロケ地の環境にすごく助けられました。準備もしましたが、現場で掴むものもすごく多かったです。

Q:かなり充実していた撮影だった、ということですよね。

甲斐:反省点もたくさんあるんですけど、僕としては「これから」につながる映画になったのかな、と感じています。全国様々な劇場で公開されますし、この作品をきっかけに僕のことを知ってくださる方もいらっしゃると思うので、「君月に出ていた子だね!」と覚えてもらったらいいな、なんて思います。

Q:劇中、『ロミオとジュリエット』のロミオ役もされていますし、「君月のロミオくんだ……!」という感じですね。

甲斐:ロミオくん(笑)。


出典: © 2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会

Q:ジュリエットに扮した北村さんを見たときは、どう思いましたか?

甲斐:いやあ!爆笑でした(笑)!! 完成された映画には入っていなかったんですけど、実はまみずもジュリエットの格好をしたんですよ。そのときのしっくり感と言えば、「ああ!ジュリエット!!」という感じで、さっきまでの女装のジュリエットは何だったんだ……っていう(笑)。撮っている最中は、匠海くんと「これって切なく映るのかな……?」と不安に思っていたんです。でも、おかしくならず、普通にスッと観られてよかったです。……ただ、冷静に匠海くんの女装だけ見ると、なかなかですよね(笑)。


出典: NOSH(ナッシュ)

Q:「同い年、11月生まれ、B型、さそり座」の甲斐さんと同じ北村さんですが、そのほかに共通点はありますか?

甲斐:共通の友達が多いかもしれないです。匠海くんの出ている映画『春待つ僕ら』の出演者は、僕、ほとんど知っていますし。今、一緒に頑張っている若手俳優たちというか……学園モノをやるとどうしても固まってくるので、みんな仲良くなるんですよ。話題も尽きなかったですし、「今度あいつとごはん行こうよ」とか何でもない会話は常にしていました。(取材、文:赤山恭子、写真:岩間辰徳)


出典: NOSH(ナッシュ)

インタビューは後編に続きます。

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