様々な銘柄があるビール。それぞれの銘柄によって味わいが異なり、こだわりを持っている人もいるだろう。

日本では、「キリンビール」「アサヒビール」「サントリー」「サッポロビール」が大手4社。それぞれ、「キリンラガービール」「アサヒスーパードライ」「ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)」「サッポロ生ビール黒ラベル」「エビスビール(サッポロ)」などの銘柄が有名だ。

では、地域によって好きなビールのメーカーに違いはあるのだろうか。そこで、Jタウンネットでは2019年1月23日から3月13日まで「好きなビールのメーカーは?」という質問で読者アンケートを行った(総得票数:1029票)。

はたして、調査の結果は――。

シェア別では「アサヒ」がトップだが...

今回、選択肢に用意したのは、キリン・サッポロ・アサヒ・サントリーの4社だ。



全国の結果は上のグラフの通り。「キリンビール」が35.3%(363票)でもっとも多かったものの、僅差で「サッポロビール」が28.5%(293票)、「アサヒビール」が24.6%(253票)と続き、「サントリー」は11.6%(120票)という結果だ。

シェアではアサヒがトップだが、読者の支持を集めたのはキリン。4大メーカーではシェア最下位のサッポロだが、熱心な固定ファンがいるのだろうか。一方、「ザ・プレミアム・モルツ」などを有するサントリーは奮わず。他メーカーとは少し差が開いた。

続いて、地域別の結果だ。都道府県ごとに回答数がもっとも多かったメーカーを塗り分けた日本地図が下の画像だ。



本州を中心にして、キリンビール派が16都府県、アサヒビール派が7県、サッポロビール派が6道県、サントリー派が2県に分布。そのほか山形、栃木、群馬など15県では票が分散している。

それぞれのメーカーがどこにビール工場を置いているのかを見てみると、キリンビールは北海道、宮城、茨城、神奈川、愛知、滋賀、兵庫、岡山、福岡の9道県で、アサヒビールは北海道、福島、茨城、神奈川、愛知、大阪、愛媛、福岡の8道県。

上の地図を見てみると、一概に工場の有無で好きなメーカーに影響が出てくるとは言えなそうだが、サッポロビールの発祥の地としても知られる北海道では65.4%の人がサッポロビールと回答し、意地を見せた。

大票田の東京ではキリンビールが34.6%でもっとも多く、サッポロビール(28.1%)、アサヒビール(25.6%)、サントリー(11.7%)と続いた。

キリンビールの公式サイトによれば、日本に初めてビール製造工場ができたのは明治3年(1870年)のこと。

アメリカ人のウィリアム・コープランドが横浜・山手に開設したスプリングバレー・ブルワリー製のビールは、当初は居留地の外国人をお得意様としていたが、やがて日本人にも親しまれるようになったのだという。

まもなく150年を迎える日本のビールの歴史。今回の調査で票が分散したのは、各メーカーが様々な銘柄を展開している昨今、なかなか一つには絞れないということなのかもしれない。