瀧容疑者(右)の逮捕により、解散危機に陥った電気グルーヴ。沈黙を貫く石野の心境はいかに…(2015年12月撮影)

写真拡大 (全2枚)

 テクノバンド、電気グルーヴのメンバーで俳優、ピエール瀧容疑者(51)の麻薬取締法違反(施用)事件を受け、所属レコード会社は13日、瀧容疑者と電気グルーヴのCD・映像作品の出荷停止などを発表した。さらに15、16日に開催予定だった結成30周年記念ツアーの中止も決定。音楽活動は事実上白紙となり、世界的な人気を誇る電気グルーヴに解散の可能性が浮上した。

 メモリアルイヤーに電撃解散か−。結成30周年を迎えた電気グルーヴが音楽市場から姿を消す。

 「この事態を厳粛に受け止め、本日より、弊社が取り扱うピエール瀧、及び電気グルーヴ関連の商品に関して、以下の通り対応いたします」

 所属レコード会社はこの日夜、公式サイトで瀧容疑者の逮捕に伴う対応を発表。〔1〕CD・映像商品の出荷停止〔2〕CD・映像商品の店頭在庫回収〔3〕音源・映像のデジタル配信停止を決めた。

 さらに、今月15、16日に東京・青海のZepp Tokyoで開催予定だった30周年記念ツアーの中止が決定。両公演でファイナルを迎える予定だったが、主催者側は影響の大きさを考慮。チケットは全て払い戻すとし、「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 電気グルーヴは1989年に瀧容疑者と石野卓球(51)によって結成され、91年にメジャーデビュー。先駆的な音楽が世界的に評価され、97年発売のシングル「Shangri−La」は売り上げ50万枚を突破。翌98年にはドイツのフェスに出演するなど海外でも人気者に。瀧容疑者は“楽器の弾けないミュージシャン”としてステージ上で踊るなどし、ライブを盛り上げていた。

 暗雲が漂い始めた音楽活動。今後について、瀧容疑者を知る音楽関係者は「卓球の思い次第だが、薬物という縁が切れないモノに手を出してしまったということは、復帰は厳しい。瀧の存在感が大きい電気グルーヴとしては活動できないだろう」と推測。解散の可能性も出てきた。

 相方の石野は、瀧容疑者の逮捕前まではツイッターを更新していたが、逮捕後は“沈黙”を貫いている状態。最新ツイートにはファンから「卓球さん頑張って下さい!電気を守って!」などの応援メッセージが寄せられているが、どのような決断をくだすか注目される。

コカイン

コカインコカの木の葉が原料の違法薬物。鼻などから吸引して一時的な多幸感や陶酔感が得られるが、依存性が高く、血圧上昇などを招き死に至ることも。コロンビアなどが生産国とされ、米ハリウッド俳優の使用が報じられるなど“セレブドラッグ”とも呼ばれる。国立精神・神経医療研究センターは15〜64歳の使用経験者を26万人と推計。麻薬取締法で所持や使用は懲役7年以下の罰則の対象となる。