2018年9月22日(土)よりスタートした三浦大知の全国ホールツアーの追加公演として、福岡・マリンメッセ福岡、東京・日本武道館、大阪・大阪城ホールで全5公演開催された「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2018-2019 ONE END」が3月13日(水)大阪城ホールにてツアーファイナルを迎えた。

まず会場に入ってすぐに訪れた観客を驚かせたのが、中央に構える360°が客席に囲まれた巨大なセンターステージ。三浦大知ライヴ史上初となるこの試みに、開演前からますます期待が高まる。

この日は2年連続自身2度目となる「日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞した『Be Myself』から幕が開く。曲の後半ではステージを囲っていたスクリーンが振り落とされ、華麗なターンで魅せながら三浦大知が「ONE ENDツアーへようこそ!」と観客を煽ると、この日最初の大きな歓声が上がった。

2018年ホールツアーとしてスタートし、追加公演として規模を拡大して行われたマリンメッセ福岡公演・日本武道館公演でも、セクシーなパフォーマンスで人気が高い『FEVER』、名バラード『ふれあうだけで 〜Always with you〜』などがセットリストに新たに追加され、また更に期待値が高まっていく。

『世界』では、これまでの激しいダンス&ヴォーカルパフォーマンスとは打って変わって、アコースティックギター1本で静かに熱く歌い上げ、ダンスだけではないヴォーカリストとしての魅力もまた感じさせた。

ホールツアー内でメドレーとして披露されていたパートでは、メドレーとは異なるある楽曲がパフォーマンスされたが、このスペシャルなパフォーマンスは今アリーナ公演に訪れた観客達だけのものとして行われた。

その後、後半戦に突入し『Cry & Fight』、『飛行船』、『Black Hole』と360°のセンターステージを複雑なダンスフォーメーションで縦横無尽に駆け巡り、昨年12月19日(水)に発売された新曲で映画「ドラゴンボール超 ブロリー」の主題歌の『Blizzard』が披露されると、ファンもステージもボルテージは最高潮に。続く『music』、『Darkest Before Dawn』では1万3,000人の歓声で会場と一体となり、本人がMC内で語ったこのツアーに込めた思いである、お互いのONE END(一端)がしっかりと結びつき音楽で一つになった瞬間だった。

今年2月よりスタートしたアリーナでの追加5公演を含めると今回のライヴツアーは全国29会場・39公演となり、自信最多の公演数となったが、動員数も自身最多の約12万6,000人を動員した。